イベントレポート

中島信也監督、黒田秀樹監督など広告のプロが指導してくれる映像合宿「my Japan Creative Summer Camp2018」

my Japan Creative Summer Camp2018 レポート

Creative Summer Camp(以下CSC)は、地元の人も気付かない地域の魅力を世界へ発信していく取り組み。若手クリエイターが現地の人々とコミュニケーションをとりながら、それぞれの視点とアイデアで映像を制作していくキャンププログラムだ。ロケハンやワークショップも3人1組のチームで地域の魅力をPRする映像を制作する。

3回目の今回は福島市を舞台に映像を見た人が福島市に来たくなるCMを制作する。実際にディレクターとして活躍している人から広告代理店の社員、学生まで29歳以下の様々なクリエイターが7チームに分かれて優劣を競う。CSCの校長を務めるCMディレクターの中島信也氏を始め、黒田秀樹監督、河尻亨一氏(銀河ライター)など、クリエイティブ業界の最前線で活躍する講師がキャンプに同行し、直接指導を行なう。

img_event_csc2018_repo_01.jpg3日間の合宿で撮影から仕上げまで行なう。3日目の昼に福島市で上映会を行なうため、若手クリエイターと講師は連日深夜まで作業を行なっていた。

7月21日に都内でオリエンテーションを行ない、新シーズンがスタート。7月28日~29日には福島市に入り、ロケハン、視察合宿。8月18日に再度都内でワークショップを行なったのちに、8月31日~9月2日まで、撮影編集合宿。9月2日の昼には福島市のこむこむにぎわい広場で現地発表会を行なった。

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撮影は福島市で行なわれた。

クリエイターたちはこの時の福島市民の反応を見て、2週間後に再編集した最終版を提出。9月22日、渋谷ヒカリエで上記講師3名と福里真一氏、箭内道彦氏の審査で最優秀賞ほか各賞が決定。最優秀賞はカノンノが受賞。カノンノの作品は今年末に渋谷のスクランブル交差点にある巨大スクリーンで上映される。


最優秀賞:カノンノ

img_event_csc2018_repo_03.jpg最優秀賞のカノンノ(左から平戸美穂氏、藤本佳音氏、田中莞爾氏、大貫聖太朗氏)。


優秀賞:どうぶつヨーチ

img_event_csc2018_repo_04.jpg優秀賞と福島市で特別賞のどうぶつヨーチ(左から出演者の佐藤健治氏、三森舞氏、岩崎裕介氏)。


箭内道彦賞:CROW

img_event_csc2018_repo_05.jpg箭内道彦賞と福島市で最優秀賞のCROW(左から山田将平氏、Eimi Chikamatsu 氏、杉若國太郎氏)。




※この記事はコマーシャル・フォト2018年11月号から転載しています。


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