CINEMA EOS SYSTEM

EOS C300制作事例「キリン・ディアジオ JOHNNIE WALKER ショートムービー」

キリン・ディアジオ JOHNNIE WALKER KEEP WALKING THEATRE

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img_products_cinemaeos02_03.jpg www.keepwalking.jp

曇天のオープンセットで撮影

「KEEP WALKING」をテーマに6人のクリエイター(山下敦弘、塩田明彦、西見祥示郎、児玉裕一、河瀬直美、西川美和)が心に響くオリジナルショートムービーをWebで公開するJOHNNIE WALKERのKEEP WALKING THEATRE。

その第4弾として児玉裕一監督の「KEEP WALKING」が公開された。主人公は眠っている間も歩みを止めず、歩き続ける男。妨害にあったり、恋をしたり、様々な経験を積んで、それでも歩き続けていく。そんな男の人生を描いている。

撮影はShanhai Film Studio(上海映視楽園)のオープンセットで行なわれた。天候は終始曇った状況。この作品をEOS C300で撮影している。

23.98Pで収録。Canon Log/主にISO850で撮影。現場にMacBookProを持ち込み、Final Cut ProでProRes変換し、HDDに保存。約300テイクある素材をFinal Cut ProとAfter Effectsで編集し、COLOR(グレーディングソフト)でグレーディング、ナレーションを入れ、YouTubeでアップしている。設定上、横移動を多用しているがローリングシャッター現象は出なかった。ストライプの服に石畳、煉瓦の壁などモアレの危険性の高いシチュエーションだったが、まったく問題なく撮影できた。

「Canon Logは階調が残っているので淡いトーンが作りやすい」

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児玉裕一(映像ディレクター)

「KEEP WALKING」とは、人が歩き続けるのは生きていくことだという意味だろうと思うんですけど、そこをひねって、寝ている時にも歩いている人を主人公にしたらどうだろう。生きていればいろんなことがある。時には誰かの役に立ったり、その反対だったり、出会いや別れがある。人生に満足したのかは彼にしかわからないけど、それでも歩き続けた。そんな気分をそのまま映像にしました。

男が歩いているところを真横から撮りたかったんですね。ロケ撮影なんだけど、まるで舞台やセットのように、人物と正対するように撮影して、それによってフィクションの世界にすっと入り込めるようにというのを意識しました。

EOS C300(以下C300)はローリングシャッター現象もないので、ほんとに助かりました。DSLRだったら絶対出そうなスピードで横移動していましたから(笑)。

ジャック・タチやチャップリンのように台詞がないけど画だけで理解できる映像を目指しました。柔らかく、コントラストを抑えてふわっとしたトーンを狙っています。DSLRではコントラストがすごくついてしまうのですが、C300のCanon Logは階調が残っているので淡いトーンが作りやすいですね。

色のちょっとした出方だと思うんですけど、DSLRムービーと比べてC300は画自体に高級感があると感じました。

ロケの間、ずっと曇天だったのですが、そういう状況でもあまり気にせず撮影できました。外は暗くなっていてもモニターの中はまだ明るかったですしね。感度上げてもノイズがめちゃくちゃ出るということもなく、安定した質感を保っていました。

白い壁の濃淡をFinal Cut Proに取り込んで明るさを上げたり下げたりしてみたんですけど、階調が細かく出ているなと感じました。After EffectsとFinal Cut Proの編集も自分で行ないましたが、いつものデジタルシネマカメラで撮った映像とまったく同じファイルとして扱えるのがありがたい。加工しやすい素材として自分のデスクトップにのっかってくるというのがいいですね。

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ブルーバック合成のメイキング。「撮影後はAfter Effectsで合成(プラグインソフト「Keylight」使用)したのですが、綺麗に抜けました」(児玉)。

今回カット数が多かったので機動力という面と質感、両方兼ね備えたカメラとなるとある程度絞られてくると思うんですけど、そのような状況でもC300は確実に選択肢に入ってきますね。また光の加減で同じシーンでもトーンが変わってしまう。C300のCanon Logは画のバラつきを調整できるので、かなり戦力になると思います。

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写真左端が児玉監督。「C300は引きの画が気持ちいいのでぜひ撮ってみて欲しいですね。次は実景を撮ってみたいです」(児玉)。
企画制作=博報堂+博報堂プロダクツ CD=鷲尾和彦 Pr=熊谷重彦 Dir=児玉裕一 P=Jiang Guoding L=Wei Changqing CG製作=REDHILL ST=匂阪真人 HM=Amy PM=右田朋広 Crd=関口紳六 MP=GRAND FUNK T=井手茂太 Na=Peter von Gomm MA=HACスタジオ

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現場ではSDI経由で出力して17インチのマスターモニターで視聴している。


協力:キヤノン(株)・キヤノンマーケティングジャパン(株)


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