新製品ニュース

Photoshop「ニューラルフィルター」など大幅なアップデートを公開

Adobe Creative Cloudアップデート

アドビは、開催中の「Adobe MAX 2020」において、Adobe Creative Cloudのアプリケーションとサービス全体にわたるアップデートや新製品を発表した。Photoshopの新機能「ニューラルフィルター」のほか、Lightroom、Premiere Pro、Illustratorを含む主要アプリケーションの大幅なアップデートを公開。Illustrator iPad版とFresco iPhone版は正式発表となった。

今回発表された製品アップデートの中から、フォト系アプリの主な新機能の一部を紹介する。

Photoshop

ニューラルフィルター

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Photoshop内に新しいワークスペースが設けられ、スライダー操作だけで瞬時に非破壊フィルターを試すことができる。アーティスティックなフィルターや修復用のフィルターを多数搭載。モノクロ写真をカラー化したり、画像の一部にズームイン、キズの除去などができる。人物の表情や見た目、ポーズを変えることもできる「スマートポートレート」など6つのフィルターは、ベータ版として搭載される。

newproduct_20201020_adobecc_04.jpg「スマートポートレート」の年齢スライダーをぐっと右に移動

空を置き換え

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「選択範囲/空を選択」コマンドでAdobe Senseiが前景と空の境界を認識。空の領域を選択し、手動で編集を続ける方法と、「編集/空を置き換え」コマンドで別の空の写真を自動的にはめ込む方法がある。マスクやブレンドはSenseiに搭載した機械学習モデルが自動的に行なう。前景の被写体と背景の空を調和させるアルゴリズムにより、イメージ全体は新しい空に合わせた色調に調整される。

「髪の毛を調整」と「オブジェクトに応じた境界線調整モード」

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「選択とマスク」ワークスペースに「髪の毛を調整」と「オブジェクトに応じた境界線調整モード」の2つの選択オプションが追加された。「髪の毛を調整」ボタンをクリックすると、選択範囲内の人物を探し出し、その人物の毛髪部分の選択範囲を自動的に精緻化する。
「オブジェクトに応じた境界線調整モード」は、「被写体を選択」し「オブジェクトに応じた境界線調整」ブラシを数回ストロークするだけで、前景と背景の色が近く判別が難しい場合なども正確な選択範囲を作成できる。

Lightroom

Lightroomのエコシステム全体に高度なカラーグレーディング機能が搭載され、画像編集の各段階をバージョンとして保存する機能が追加された。Lightroom Classicではパフォーマンス強化を実施。

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高度なカラーグレーディング

ハイライトとシャドウ(「明暗別色補正」機能で対応)に加え、中間調のカラーコントロールも可能なカラーグレーディングツールを搭載した。

バージョンの自動保存

異なる編集を適用するたびに自動的に各バージョンを保存し、デバイスを横断して同期する。「バージョン」タブを開けば、いつでも任意の過去のバージョンに復帰する。

お問い合わせ先:アドビ

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