製品レビュー

撮影ワークフローを向上させるプロ向けスマートフォン ソニー Xperia PRO

今年2月10日にソニーから発売されたスマートフォン「Xperia PRO」。写真や映像を制作するプロのクリエイターをターゲットとしたモデルだ。世界初、HDMI 入力に対応することで、カメラと接続し、小型・軽量の4K HDR対応の外部モニターとして使用可能なプロフェッショナル向けデバイスである。今回は、フォトグラファーの高橋富之氏に実際の撮影現場で使用してもらい、その魅力を語ってもらった。

ソニー Xperia PRO

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サイズ(幅×高さ×厚さ):約75mm×約171mm×約10.4mm
重量:約225g
ディスプレイ:約6.5インチ 有機EL シネマワイド™ディスプレイ 4K HDR対応
カメラ:トリプルレンズカメラ+3D iToF センサー
内蔵メモリ(RAM/ROM):12GB/512GB
外部デバイス接続:USB Type-C/HDMIマイクロ端子(タイプD)
詳細:www.sonymobile.co.jp/xperia/xperiapro

αシリーズとの組み合わせ

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今回は「Xperia PRO」と「α7S III」を連携させて、外部モニターとして使用。

スタジオでのポートレイト撮影

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手元で詳細な確認が可能なため、確認用のモニターとの行き来がなくなった。

外部モニターとしての活用

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ピンチイン・ピンチアウトによるフォーカスチェックが直感的に行なえる。

手持ちでのロケ撮影

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一般的な外部モニターと比べ、コンパクトな撮影システムを実現。

撮影機材の小型軽量化を実現するために

最近の撮影は、コストを抑えたスピーディーな撮影を求められることが多く、効率化を意識しています。小型軽量で性能の良いカメラが増えてきている中、モニター周りはどうしてもかさばってしまうので困っていました。また、カメラとモ ニターのメーカーが違うと不具合が出ることも...。

そんな中、ソニーから「Xperia PRO」が発売され、外部モニターとして活用できるということでしたので、普段から愛用しているフルサイズミラーレスカメラ「α7S III」と連携して、撮影を実施してみました。

体に馴染む操作性とディスプレイの高い色再現性

まずは、連携した機材を三脚に載せ、スタジオでのポートレイト撮影をしてみました。「Xperia PRO」のディスプレイは指でピンチイン・アウトすることでズームイン・アウトの操作が行なえるのですが、スマートフォン感覚で細部のフォーカスや光の確認ができるのはとても便利だと感じました。

また、ディスプレイはコントラストが高く、シャープ。また自然な色味で映り、撮っているときの感覚とズレがない再現性の高さを感じました。こういった所に信頼性があると、後の編集作業が短縮されるので嬉しいです。

スチル・ムービー問わず安定した操作が可能

今回手持ちでのロケ撮影も試してみました。「Xperia PRO」の重量は、機動性と安定性のバランスを良い塩梅で確保してくれます。手持ちでも問題なく撮影で活用することができました。

スチルだけではなくムービーにも活かすことができますね。この重量ならジンバルを付けたとしてもそこまでの負担にはならないはずですし、動きのある撮影でも安定した状態を保つことができると思います。

また、フルサイズミラーレスカメラの背面液晶モニターでは、ロケ撮影時の明るい環境だとどうしても画面が見えづらいのですが、「Xperia PRO」のディスプレイは輝度が高く、見やすいので助かります。

5Gを使用した高速データ通信の可能性

「Xperia PRO」は、話題の5G通信にも対応しています。現在は、状況的にクライアントの立ち会いが難しい案件なども増えてきていますし、ムービーはもちろん、スチルも高画素化によりデータサイズが増えてきますし、カット数が多い撮影もデータの取り回しが大変です。5Gによる高速データ通信で、撮影したデータを高速転送できるのは助かります。今後5Gが使える環境は増えていくようなので、撮影の幅も広がりますね。

プロの撮影をより効率化してくれる機材

スマートフォンと言えど、流石はプロ機です。「Xperia PRO」を使用するメリットは大きいと感じます。撮影機材の小型軽量化を考えている人には試してほしい機 材ですね。体の一部となるカメラはあれど、モニターはそうはいきません。ただし、「Xperia PRO」ならそれを実現することができる。これが一番の魅力ですね。


sony_xperiapro_8.jpg たかはし・とみゆき
1974年生、千葉県出身。明治学院大学英文学科を卒業後、渡英し写真技術を学ぶ。帰国後、広告制作会社勤務後、アズレイに入社し映像制作、写真制作、デジタル画像制作(2D・3D)に従事する。CM/Webムービーなど映像制作現場では、最新機材の導入を推進するガジェット愛好家でもあり、個人でもα9 II、α7 III、α7R IV、α7S IIIを所有。

※この記事はコマーシャル・フォト2021年4月号から転載しています。


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