新Mac Pro実力検証

Mac Proを使いこなすためのテクニック

VONS Pictures

Mac ProのHDMIポートを4Kテレビに活かす

B0ポスターの確認にも活用可能

img_special_macpro07_01.jpg VONS Picturesに用意されている65インチの4Kテレビ。クライアントとの簡単な確認作業にも利用できる。
img_special_macpro07_02.jpg 65インチの4KテレビとB0の大きさ比較。上下がややはみ出るが、実寸に近い形で映すことが可能だ。

新Mac Proは4Kディスプレイへの出力をサポートしているので、HDMIケーブル1本でテレビへの出力も可能になる。4Kテレビを利用すれば、4K画質をそのまま出力可能だ。例えば、VONS Picturesでは、来客の多い会議室に65インチの4Kテレビ(東芝REGZA)を用意している。65インチともなると画面サイズは146.3×84.9cm。若干はみ出るものの、B0サイズのポスターをほぼ実物大に映すことができるのでMac Proと併せて活用したい。

なお、接続後に4Kテレビの画面上の動きがカクカクする現象が起こった場合は、テレビ側の「映像メニュー」で入力メニューなどを「ゲーム」「PC」などに変えてみよう。

使い続けるうちに速度が遅くなる外付けSSDの速度を回復する

Windows環境でSSDオプティマイザーを実行する

img_special_macpro07_03.jpg インテルSSDオプティマイザーは「インテルSSDツールボックス」に含まれているのでこれをダウンロードする(https://downloadcenter.intel.com)。

新Mac Proに搭載されたThunderboltを使い、外付けSSDにデータコピーする速さの恩恵はすでに述べたとおり。しかし、SSDは使い続けているうちに速度が劇的に落ちてしまう。

これを解消するには、専用ツールで工場出荷時の状態に戻す必要がある。インテルでは「インテルSSDオプティマイザー」を用意しており、Webサイトからダウンロードできる。ただし、Windows版のみの提供になるので、Macではブートキャンプや仮想化環境での利用になってしまう。

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ディスクスピードテストでは、オプティマイザー実行前はWrite30.9MB/s、Read90MB/sだったSSDが、実行後はWrite431.4MB/s、Read485.2MB/sまで回復している。

3DCGマシンとしてのMac Proの可能性を探る

高い数値が出るも今後のオプションに期待

img_special_macpro07_06.png 検証に用いたHP Z820 Workstation。Zシリーズの最強ハイエンドマシンという位置づけだ。スペックは前回同様。

前項では検証は行わなかったが、3DCGマシンとしてのMac Proの性能も気になるところ。そこで、Mac版とWindows版の両方が存在する3DCGソフト「CINEMA 4D」の公式ベンチマークソフト「CINEBENCH R15」を使用し、そのスコアをHP Z820 Workstationと比較してみた。

結果は下のグラフの通り。Z820のCPUは新Mac Pro 12コアよりもクロック周波数が高くコア数も多いモデルで、その差がそのままスコアに出た印象だ。OpenGLでもZ820は高い数値を示しているが、新MacProの数値も旧モデルから比べるとその差をかなり縮めてきている。Macで3DCG作業をしている人達にはかなりの恩恵になるだろう。

これらの結果から考えると、新MacProでもBTOで選べるパーツの種類が増えるとなお良いだろう。

img_special_macpro07_07.png CINEBENCH R15比較。OpenGL値はグラフィックカードの性能を示すもので、数値が高いほど高速なグラフィックカードということになる。CPU値はCPUの性能を数値化したもので、こちらも数値が高いほど高性能なCPUということを表す。旧MacProに比べ新MacProのOpenGL値は約3.8倍高速化している。

下位モデル、クアッドコアMac Proの活かし方

最上位機種には及ばないが必要充分なマシン

検証に使った新Mac Pro 4コア
プロセッサ:
3.7GHz 4コア Intel Xeon E5
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
グラフィックス:
AMD FirePro D300 2048MB×2
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ここまでの検証では、CPUが2.7GHzの12コアの最上位機種を使用していたが、このモデルは75万円を超える価格となり、導入が現実的ではないという場合もあるだろう。そこで、最下位モデルとなる3.7GHzの4コアモデルでPhotoshopを用いて検証してみたのが、下の結果だ。

新Mac Pro 4コアは旧Mac Proに比べてコア数もメモリ容量も少ないが、全てのスコアが旧Mac Proを上回っているのがわかる。一部の作業では、新Mac Pro 12コアと同様の数値を叩きだした。メモリをさらに増やすなどすれば、レタッチマシンとして必要充分に使えるだろう。

img_special_macpro07_09.png 新Mac Pro 4コア/12コア及び旧Mac ProとのPhotoshop作業の比較。検証に用いたファイルは3.29GB、10318×9303ピクセルのPSBファイルだ。

※この記事はコマーシャル・フォト2014年4月号 特集「新Mac Pro 実力検証」を転載しています。

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