写真学

産業の歩み

写真の歴史には、感材や薬品、レンズ、カメラ、撮影用品などの技術開発だけでなく、それを安定して供給する産業基盤が不可欠です。ここでは産業としての骨格を描いていきます。

湿板法の時代の到来

産業の歩み

湿板法の時代の到来

偶然の発見から誕生した媒体剤 写真産業は、ダゲレオタイプの広まる1846年後半から徐々に次なる写真術コロディオン法への動きが水面下にうかがえ 続きを読む

光学とカメラ資材の改良

産業の歩み

光学とカメラ資材の改良

化学者やビジネスリーダー達が技術の進化を牽引 ダゲレオタイプが登場して以降、化学者や技術者あるいはビジネスリーダー達は、初期の写真産業の基礎 続きを読む

カメラ用品メーカー

産業の歩み

カメラ用品メーカー

信頼のおけるダゲレオタイプ・ケースを作った3社 1840年代以降、ダゲレオタイプ・ケース業を代表していたのはペック、チャップマン、アンソニー 続きを読む

東海岸の発達・資材商の淘汰と薬品メーカー

産業の歩み

東海岸の発達・資材商の淘汰と薬品メーカー

地理的な好条件から、あらゆる産業の施設が東海岸に集中 1850年代、スコビル、アンソニー、チャップマンを含む資材商のほぼ全ては、東海岸沿いの 続きを読む

三大資材商

産業の歩み

三大資材商

マーケティング力だけでなく、優れた新技術により飛躍した資材商たち 1850年代、ニューヨークには、スコビル(Scovill)、アンソニー(A 続きを読む

価格と利益競争

産業の歩み

価格と利益競争

技術の安定に伴い、ギャラリー間では価格と質の競争が始まる 1845年から55年にかけて、アメリカは大恐慌から抜けだし復興の兆しが見えていまし 続きを読む

写真資材商の出発

産業の歩み

写真資材商の出発

フランスからアメリカへ 1839年8月19日、フランス学会においてダゲールが世界初の実用的な写真術「ダゲレオタイプ・プロセス」を公表した一月 続きを読む