iStockphoto入門

人気のテーマを見つける ③定番テーマにもひと工夫

これまで述べてきたとおり、iStockphotoで不動の人気を誇るテーマのひとつが「ビジネス」。とはいえ、すでにストック数も多いため、そこから抜きん出て注目されるには完璧に美しい画像に仕上げるのはもちろん、魅力的なアイデアも盛り込んでおかなくてはならない。

ビジネスと人
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©iStockphoto.com/TommL
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©iStockphoto.com/mbbirdy

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©iStockphoto.com/Lise Gagne

定番の要素を押さえつつ、小物や構図などに工夫が見られる「ビジネス」写真の例。ユーザーの心をとらえる演出が行き届いている。


人物を撮影する時のアイデア

人物写真は、どんなテーマであっても人気が高い。実際にモデルを手配して撮りおろす手間とコストをストックフォトに任せる、というわけだ。なので、写っている人数が多ければ多いほど貴重ということになる。

モデルを集めて承諾を取るという作業は、撮影側にとっても手間であることには違いない。そこで、負担を軽減する一つのアイデアとなるのが、人物をシルエットにするという方法だ。この方法には、コスト削減のほかにもメリットが。まず、人種に固定されないので世界各国からのニーズに応えられること。そして、表情が見えないため、コピー次第でいろいろなメッセージが込められる多様性のある画像になるのだ。また、「モデルのあらを隠す」という効果も。見た目の重要性は、スーパーマーケットで見栄えのいい野菜しか売れないように、ストックフォトでも同様。あえて人物をシルエットにして、そこから一流モデルに劣らない表情や雰囲気を想像させることができたら成功だ。

人物をシルエットで表現
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©iStockphoto.com/Alexander Novikov
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©iStockphoto.com/Aldo Murillo

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©iStockphoto.com/konradlew
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©iStockphoto.com/narvikk

時代が求める空気感を盛り込もう

どんなテーマで撮影するにせよ、ストックフォトにはトレンド分析が必要だ。というのも、広告で使用されるビジュアルには、今、起きている出来事が反映される。例えば、金融機関の広告で、好景気の頃には積極的に投資を呼びかけるようなアグレッシブなイメージが多かったが、今は穏やかさや温もりを感じさせる写真を使用し、コピーも「家族を大切に」といった婉曲的な表現に。つまり、時代の雰囲気がそのままビジュアル化されるというわけではなく、景気が悪いからこそ温もりがほしい、人とのつながりを大事にしたい、と、「感情」の方が表立ってくるのだ。

写真から感情を喚起させる
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©iStockphoto.com/ZoneCreative
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©iStockphoto.com/Andrzej Burak

今、何が起こっているのか。そして人々はどんな感情でそれをとらえているのか。まずは自分が求めるもの、持っている感情を見つめることが、人々が必要とするイメージの具体化につながりそうだ。

撮影対象となるのは風景・人物などの「物」だけではない。モデルも小物もすべて小道具と割り切って、コンセプトありきの写真にチャレンジしよう。「自分はこういう写真だから」とリミットを決めず、頭を柔かく、何でも挑戦、だ。

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