最新ライティング機材ガイド

Profoto D1 Air プロフォト

解説 : 玉内公一

ワイヤレスのモノブロックストロボの新スタンダードとなるか?

写真:Profoto

1/10ステップで7段階の精密な出力設定と±30° K の安定した色温度が特長。すべてをデジタルで制御し、フラッシュ間の色安定性を保つ。単体で250Ws(税込204,750円)、500Ws(税込225,750円)、1000Ws(税込320,750円)。300m離れた場所からもリモコン操作およびシンクロ発光が可能。下段のハンドルで照射角を調整できる。

Profoto(本社スウェーデン)の新モノブロックストロボD1Airは、2009年9月に発売されたハイエンドジェネレーター Pro-8 Airと同等のワイヤレス機能を内蔵し、1/10ステップ調光、ワールドワイド対応のオートマチックボルテージ機能搭載。そしてリーズナブルな価格設定が魅力の製品だ。

シリーズは250Ws、500Ws、1000Wsと3機種をラインナップ、またAir 機能を内蔵していない廉価な250Wsも用意されている。一番廉価なキットを求めてもスペックやアクセサリーは上級機と全く同等であるため、プロフォトグラファーだけでなく、ハイアマチュアユーザーさえも対象にした意欲的なものとなっている。

モノブロック単体キットのほか、2灯をセットにしたベーシックキット、アンブレラ、スタンドまで含めたスタジオキットが用意されている。下の写真のスタジオキットでキットケースにすべてが収納できるタイプ。 
ストロボスペックは、出力レンジが7絞りで、一番売れ筋のD1 500 Airを例にとると、500Ws〜7.8Ws(FULL〜1/64)で1/10EVステップの調光、リサイクリングタイムは0.95秒〜0.2秒と高速。モデリングランプは300Wが内蔵されており、スタジオ使用でも問題ない明るさである。またモデリング点灯モードとして、モデリング光量を自由に設定する機能も搭載しており、高感度撮影時などでストロボを小光量で用いる場合にも対応している。

ワイヤレスリモート機能は、キット付属の「Profoto Air Remote」ですべての機能を操作できる。手の届かない場所にセットしたストロボをカメラ位置からコントロールできる環境はなかなか快適である。

最大8つのチャンネルと6つのグループを登録することができる。4セット以上を用いる場合は、別売りの「Profoto Air USB」を用いて、MacやWindowsPCから「ProfotoStudioAir」を使って制御する方が快適だろう。「Air Remote」はロケで手軽にワイヤレス操作という使い方が一番あっていると思われる。

本体部分には、安全、拡散のためにフロストガラスプロテクターが前面に取り付けられている。細かいところでは、電源OFF後に内部温度が冷えるまで自動的にファンが動作する仕様などが気に入っている。希望としてはファンの動作音をより静かに、そしてもう500g軽くなればありがたい。(玉内公一)

写真:石田 晃久

石田 晃久
キヤノンEOS-1Ds Mark Ⅲ
EF24-105mm F4L IS USM(40mm 相当)f5.0 1/60秒
ST =徳永尚子
HM =片桐直樹
M = Marharyta(FOLIO)
協力=スタジオフォリオ
自然光も入るスタジオで色光をミックスした。光量が落とせるD1 Air なら、
マグナムリフレクターで至近距離から照射可能だ。モデルの表現力を現場の瞬発力で引き出せた。

ユーザーからひとこと

モノブロックは上部に重量バランスがあるので転倒するのではないかという不安があったが、実際にD1 Airを使ってみると重量バランスの良さに驚いた。それ以外にもメリットがたくさんある。通常ストロボはヘッドのボディを両手で持つが、これが持ちにくく不便だった。D1 Airは下段にグリップがあることで安定感がある。ハイライトとシャドー部のコントラスト調整も容易だし、ミックス光源で撮影しても色温度が安定している。プロフトのアタッチメントがそのまま使える上に、手元でリモコンをコントロールできるのもありがたい。道具として愛着が持てる。(石田晃久)

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玉内公一 Kohichi Tamauchi

ドイテクニカルフォト、コメットストロボを経て、2000年に独立。銀塩写真、デジタルフォト、ライティングに関する執筆、セミナーなどを行なっている。日本写真映像専門学校非常勤講師、日本写真学会、日本写真芸術学会会員、電塾運営委員。

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