ホンマタカシ氏が日本の美術館で約10年ぶりの個展を開催。

ホンマタカシ《New York》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年

ホンマタカシ氏が国内の美術館では約10年ぶりとなる個展「即興 ホンマタカシ(英題 Revolution 9: HommaTakashi)」を
東京都写真美術館にて開催中。

この10年あまりに制作した近作や新作を展覧し、ホンマ氏の現在地を示すとともに、その表現の可能性を探る。
本展は、「都市によって都市を撮影する」と本人が述べる、建築物の一室をピンホールカメラに仕立て、世界各地の都市を撮影したシリーズ〈THE NARCISSISTIC CITY〉を中心に構成されている。

ホンマタカシ《abstract 1》2014年

ホンマタカシ《広島平和記念資料館》、〈THE NARCISSISTIC CITY〉より 2013年

ホンマタカシ《mount FUJI 9/36》、〈Thirty-Six Views of Mount Fuji〉より 2016年

他にも、葛飾北斎の《富嶽三十六景》に着想を得て、〈THE NARCISSISTIC CITY〉と同じ手法で富士山を写したシリーズ〈Thirty-Six Views of Mount Fuji〉など、計約 50点を展示する。

また、初公開となる新作映像を含む特集上映、作家とゲストによるトークなど関連イベントも充実。
11月発行予定の展覧会図録では、作品図版に加え、ホンマ氏自身が撮影した会場インスタレーション写真を多数掲載する。

「即興 ホンマタカシ」

開催中~2024年1月21日
東京都写真美術館
東京都写真美術館 (topmuseum.jp)

図版すべて ©Homma Takashi Courtesy of TARO NASU

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。

また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。