2024年でソロ本格始動30周年を迎えた奥田民生の写真展が、代官山・ALで12月23日まで開催中。11月26日〜12月11日までそごう広島店で行なった同展は、2週間で約6,000人の来場者を記録したという。ALでは広島では未出展作も展示。
フォトグラファー・三浦憲治氏が、奥田民生氏を撮影し始めたのはユニコーン時代から。きっかけは「広島弁で話すことができたから」だと三浦氏は話す。それから実に30年以上、ソロデビューのポートレイト、ライブ写真、ツアーパンフレット、バックステージなど、さまざまな場所で、さまざまな表情を捉えてきた。
30年以上の関係と聞くと、さぞ親しいものだと思う人もいるかもしれない。しかし三浦氏と奥田氏の距離感は30年間良い意味で一定だ。近寄りすぎず離れすぎず、その距離感こそが重要なのだと三浦氏。「彼を撮っていて、一度もしんどいと思ったことはない。奥田民生を撮れてよかった」と語った。
会場では写真集『タミオグラフィー』(2025年5月12日発売)を購入予約すると、B2サイズのポスターがプレゼント。
三浦憲治(みうら・けんじ)
1949年広島市に生まれる。
東京写真短期大学在学中に写真家 長濱治氏に師事。
最初の仕事が雑誌『MCシスター』、同時期にピンクフロイド、
レッドツェッペリンなど洋楽のライヴを撮りはじめ、松任谷由実、
矢沢永吉、YMO、井上陽水、奥田民生など多くのアーティストを数十年撮り続ける。
2014年より出身地の広島をテーマにした写真展『ミウラ ヒロシマ』を毎年開催している。
奥田民生ソロ30周年記念写真展
会期:2024年12月17日(火)~12月23日(月)
会場:AL(東京都渋谷区恵比寿南3-7-17)
開館時間:13:00~19:00 最終日12/23 18時終了
入場無料 ※状況によって入場制限をする可能性あり
巡回展
会期:2025年1月12日~1月19日
会場:文春ギャラリー(東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋西館1F)
コマーシャル・フォト 2025年1月号
【特集】フォトグラファーたちの これまでとこれから
2024年もそろそろ終盤。フォトグラファーたちが2024年に発表した作品や仕事、取り組みを作品とインタビューとともに掲載。それぞれの写真観や作品制作、仕事についてなどたっぷりと語ってもらった。
ソン・シヨン、𠮷田多麻希、濱田英明、金本凜太朗、服部恭平
FEATURE 01 薄井一議「Showa99 / 昭和99年」
FEATURE 02 金澤正人「KANA Kana Kitty」
【好評連載】
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GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops” OFFICIAL GOOD
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長野の森で過ごしながら、日常の視点で撮り続ける 砺波周平
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