画像生成AIはペットボトルの夢を見るか
Photo&Words:Tetsuro Takai AI Operation: Luka

高井哲朗が
スタジオスチルライフ撮影の
アイデアと 愉しみを 伝授
創造主ゼウスのように
光を操って 宇宙を創造しよう
スチルライフ それは あなたが
神になれる世界
最近、広告業界でも何かと話題の「画像生成AI」。
無から有を生み出す創造神のように、風景や人物のリアルな映像を瞬時に作り出すその能力に、
ゼウス高井も興味津々。AIクリエイターのLukaさんをスタジオに招き、AIの基本レクチャー&撮影会を行なうことになった。
お題は「潰れたペットボトル」。

Lukaさんのインスタ 見て びっくり
とんでもない 幻想世界 載っていた
しかも 動画も音付きで
この前まで 風景とか 花を題材に
ボケをうまく使って 綺麗な写真 載っけていたのに
あまりに 衝撃すぎたので
連絡とって 話を聞いてみた
iPhoneに 言葉を入れただけで
映像が出てきた
一瞬で出てきた
これじゃもう 写真 撮らなくても できちゃうね
ただ ただ すごいね
こんなの できちゃったら
写真家は廃業だね
写真の技術で お金もらってる人
どうするんだろうね
写真作家として 生きるしかないのかな
なんて 考えてしまった
まぁ ゼウスは これまで
しっかりお金もらって
遊んだから いいけどさ
これからの人は 大変だな
あれこれ いろいろ考えながら
AI の事 教えてもらった
どんななの? AI
アナログの魅力 写真的な魅力
って 何なの?
AIと 写真家の「見えているもの」の違いを 探ってみた
撮影〜画像生成
AIイメージ・ジェネレーター「Leonardo AI」を使って、
スマホで撮った写真に、簡単な水のシズルを加えてみた。
AIのオペーレーションはLukaさん。

インクで色をつけた水が入っている。(Ph.01)

綺麗にライティングされて画面も整理されたが、
いきなり初手からキャップが上下についたボトルとは、
「AIもなかなかの発想力」とゼウス高井を唸らせる。
「ネットに沢山の情報がある風景、人物ポートレイトの生成は得意ですが、
潰れたペットボトルというのはAIも解釈に困ったのでは?」とLukaさん。

これをPhotoshopで読み込み、若干の色味調整をして完成。

光やパースの補正はAIがやってくれるので、ライティングや背景などはあまり気にせず、
さっとスマホで撮影。

キャップが余分にあることを除けば「夏の太陽のような光」「コントラストの強い影」
「ハイライトの入り方」「透過光の床面への映り込み」など、非常にリアルな仕上がり。

この記事のキャプションを書いている編集者が逃げ出したくなるような、的確な写真解説…。

プロンプトの最後に「ファンデーションのCMのような水を使った背景に
〜The watery background is reminiscent of a foundation commercial」という
一文を追加して完成させた。

ということで、同じ元写真から「Midjourney」が生成した画像。
ペットボトルの潰れ具合も、ライティングもややソフトな仕上がり。
ZEUS’S STILL LIFE MAGIC

ChatGPTに 生成AIで画像を作りたいと 聞いてみた
そしたら ちょっと 長めの文章が出た
それをさらに ChatGPTに コピペして
簡単な文章にしてもらい
詩的に 並べてもらったら こんな感じになった
〜生成AIツールを選び 言葉を紡ぐ
心の中のイメージを
ひとつの言葉に 閉じ込めて
プロンプトを作り 世界を描く
その言葉を AIに託し
無限の可能性が広がる 世界を形にする
生成された映像が 心の中の風景となり現れる
静かな喜び
その美しさに触れ
画像を手に取るように 保存する〜
なんて 出てきたよ
プロンプト 呪文みたいなものだね
「ちちんぷい 出てこい 画像」って 感じかな
フィルム時代の撮影とは 全く違うけど
頭の中の映像を
目で確認できる映像にすることは
おんなじなのかな?
ちょっと 試しに
AIクリエイター Lukaさんと
ペットボトル 撮影してみよう
スチルライフのアナログ的な基本
繊細な描写 的確な質感描写
視点を集める構図
それを見つめて
デジタルカメラで 追いかけます
光が柔らかく 物を包み
影は静かに 踊りながら 調和を見つける
物を置くその一瞬
バランスの中に物語が生まれる
細部に込めた思いが ひとつひとつ輝き出す
色は光に溶け 温かさと冷たさが交差する
背景は 静かに整い 余白が 物を引き立てる
シャッターが優しく 美しい一瞬を 切り取る
写真は 物語となり
ただの物ではなく
光と形が語る 世界へと変わる
フィルムから デジタルに そして AIに変わっても
思考から表現する能力 想像力ってのは重要なのさ
ライティングの組み立て

ライト:❶broncolor Striplite 60 Evolution ❷broncolor Picolite+Picobox
❸amaran 300c ❹Aputure INFINIBAR PB3
カメラ:Canon EOS R6 レンズ:EF24-105mm F4L IS USM 1/50秒 f10 ISO100




入れてライティング完了。
仕上げに「煙入りシャボン玉」を飛ばして撮影。

ペットボトルを無秩序に積み重ね、今にも崩れそうな状況を俯瞰で撮影する。

右斜め上からの1灯(LED)のカラーライトで、撮影台に敷いた乳白アクリルに色をつける。

このライトの出力で、画面全体の明るさを調整する。

このスモークマシンはバブルノズルとバブルリキッドを使ってシャボン玉を作ることができるのだ。

煙が入ったシャボン玉はすぐに落ちて割れてしまうため、タイミングを合わせて素早くシャッターを切る。

ペットボトルのカオスで有機的な「重なり」や「潰れ」、
多方向からのライティングによる偶然の光の重なりは整理され、
シャープで無機質なイメージが生成された。
Luka
写真撮影・AI生成画像制作。
実際の風景や被写体をカメラで切り取りつつ、AIを使って新しいビジュアル表現に挑戦中。
リアルとデジタルの融合を目指し、写真の持つ瞬間の美しさと、AIが生み出す独創的な世界観を組み合わせた作品作りを行なう。
Instagram:@lukaai44
高井哲朗
たかい・てつろう/1978年 フリーとして活動開始。1986年(株)高井写真研究所設立。広告写真を中心に活動するかたわら、ゼウスクラブを開催し、写真の可能性を伝導する。
www.kenkyujo.co.jp/
x.com/tetsurotakai
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