
三部正博による写真展『PORTRAIT IN LANDSCAPE』が、9月12日より京都・SAN ROOM KYOTOにて開催される。
近年ライフワークとして取り組んできた「ランドスケープ」シリーズの延長として、本展では写真家自身を含む4組の「遺影」を展示する。
テーマは「遺影のあり方」を探ること。一見すると何の変哲もない風景写真であっても、そこに個人の記憶が重なることで、受け止め方や印象は大きく変わる。
制作のきっかけは、三部が2年前に父を亡くした体験にさかのぼる。
当時、急ごしらえで用意した遺影は、妹の結婚式で笑顔を浮かべていた父の一枚だった。
しかし、時間が経つにつれ、その表情と、三部の中にある父の記憶とのあいだに違和感が生まれてきたという。
二年前、父が亡くなった際に慌てて遺影の準備をした。
妹の結婚式で微笑んでいる写真を選んだのだが、他所行きのせいか、時間が経つにつれてその写真の父と、僕の記憶の中の父との差異が違和感になってきた。
思い出すのは、なんてことのない見慣れた空間に父が佇む風景。
たとえ本人が写っていなくても、その風景を忘れない限り、僕の記憶の中で心地よく父が在り続ける気がした。プレスリリースより
何気ない風景写真が「その人を思い出す場」へと変容し、観る者の潜在意識を刺激して、より深く思いを馳せるきっかけを与えてくれるだろう。

展覧会情報
「PORTRAIT IN LANDSCAPE(ポートレイト・イン・ランドスケープ)」
会期:2025年9月12日(金)〜9月23日(火) ※9月18日(木)休廊
会場:SAN ROOM KYOTO
〒602-0029 京都府京都市上京区室町頭町293-5
開場時間:13:00〜19:00
入場料:無料
Instagram:https://www.instagram.com/sanroom.kyoto/

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