写真家アンディ・チャオの写真展示と、ソナム・ギャルツォの砂曼荼羅創作による展覧会「しあわせのカケラ」が開催!

写真家ND CHOW(アンディ・チャオ)の写真展示と、インドのナムギャル僧院で仏教を学んだクシュ―・ソナムによる砂曼荼羅の創作が披露される展覧会「しあわせのカケラ」が開催される。

砂曼荼羅は数日をかけ、すべて手作業にて極彩色の砂で精密に構成された仏教にまつわる神聖な幾何学図像。
宇宙と精神世界の無限の複雑さを表現した仏陀の「浄土」が描かれている。
砂曼荼羅を彩る砂の各色は曼荼羅に捧げられた神々の象徴そのもの。創作過程では儀式、瞑想、祈祷が必要となることから、来場者はプロセスアートを目の前で体感することができる。

2月25日には極彩色の砂が水に流され、世界へと散っていく過程が見られる「破壇の儀式」が行われる。
儀式後、参加者にはクシュ―・ソナムの使用した砂が贈られる。

ND CHOW アンディ・チャオ
https://ndchow.com/
シンガポール生まれ。世界と自分自身を知るため世界中を2年かけて周遊し、2000年にポートレート写真家として成功する夢を追い求め、拠点を東京に移し現在に至る。世界と自身と対峙した時間がアンディの原点であり今日の彼の視覚的感性・美学・哲学の礎をとなっている。2004年には、世界的に名高い日本人指揮者であり、ボストン交響楽団の元音楽監督である小澤征爾氏を撮影した初の写真集を出版。

KUSHOK SONAM G ソナム・ギャルツォ
チベット・カム地方パタン県生まれ。
インドのダラムサラにあるナムギャル僧院で仏教を学び、倫理学、般若学、中観学、倶舎論、律学の五大聖典と曼荼羅作成の過程を修了。現在は密教過程の学生である。

展覧会情報
「しあわせのカケラ」
会期
2024年2月22日(木)~2月25日(日) 11:00~19:00
会場
PROJECT LAB.
東京都渋谷区神宮前4-32-4 2F
https://projectlab-tokyo.com/

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。

また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。