第48回「木村伊兵衛写真賞」は、金仁淑(キム・インスク)氏が受賞した。
対象作は、10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション「Eye to Eye」、写真と4チャンネルのビデオで構成されるインスタレーション「Between Breads and Noodles」。
金氏は1978年大阪生まれ。2005年に韓国の漢城大学芸術大学院を修了し、現在はソウルと東京を拠点に制作活動を展開。多様な「個」の日常や記憶、歴史、伝統、関係性、共同体の中に存在する個々のアイデンティティなどをテーマに、移民や地域のコミュニティーの人々とコミュニケーションを基盤としたプロジェクトを行っている。
受賞作品展は4月26日から5月9日まで、ソニーイメージングギャラリー銀座(東京)で開催される。
【受賞者プロフィール】
金氏は1978年大阪生まれ。2005年に韓国の漢城大学芸術大学院を修了し、現在はソウルと東京を拠点に制作活動を展開。多様な「個」の日常や記憶、歴史、伝統、関係性、共同体の中に存在する個々のアイデンティティなどをテーマに、移民や地域のコミュニティーの人々とコミュニケーションを基盤としたプロジェクトを行っている。
主な個展に『sweet hours』(光州市立美術館、韓国、2008)、『Retelling Tales of the Cherry Blossoms』(MIO PHOTO AWARD PRIME、大阪、2014』、『House to Home』(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2021)、グループ展に大邱フォトビエンナーレ(韓国、2014)、『ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界』(森美術館、2014)、『Family Report』(京畿道美術館、韓国、2017)、『愛について アジアン・コンテンポラリー」(東京都写真美術館、2018)など。恵比寿映像祭2023では、新作の10チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション《Eye to Eye》を発表し、荒木悠とともに特別賞を受賞した。
木村伊兵衛写真賞は、故・木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設され、2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は、両社の共催となった。各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象に表彰し、写真関係者からアンケートによって推薦された候補者の中から、2回の選考会によって決定される。
コマーシャル・フォト 2025年1月号
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ソン・シヨン、𠮷田多麻希、濱田英明、金本凜太朗、服部恭平
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