キヤノン 大口径広角単焦点Lレンズ “RF35mm F1.4 L VCM”の発売を発表!

キヤノンは、「EOS R システム」の交換レンズ「RF レンズ」の新製品として、大口径広角単焦点レンズ“RF35mm F1.4 L VCM”を2024 年7 月上旬に発売する。(オープン価格)

“RF35mm F1.4 L VCM”は、画面全域での高画質に加え、開放絞り値F1.4 による大きく美しいボケ味や電子式フローティングフォーカス制御の採用による優れたフォーカス性能を実現する「L(Luxury)」レンズ。昨今の高性能で機動性に優れた撮影機材のニーズの高まりに対し、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」(2023 年12 月発売)に続き、静止画撮影はもちろん本格的な映像制作に貢献する本レンズを投入するとともに、今後も同コンセプトのレンズを拡充する。


◼ 開放絞り値F1.4 を生かした大きく美しいボケ味と画面全域での高画質を実現

開放絞り値F1.4 による大きく美しいボケ味を生かし、被写体を際立たせた表現が可能。夜間や室内などの暗いシーンにおいても、感度を上げずに撮影できるため、ノイズの少ないクリアな静止画・動画撮影を実現する。また、「非球面レンズ」2 枚、「UD レンズ※1」2 枚を効果的に配置した11 群14 枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、画面全域で高画質を達成している。

◼ VCMとナノUSM を組み合わせた電子式フローティングフォーカス制御の採用による快適な撮影

重い大口径レンズ駆動に適した「VCM(ボイスコイルモーター)」と「ナノUSM(超音波モーター)」を組み合わせた電子式フローティングフォーカス制御により、優れたフォーカシングを実現。EOS R シリーズのデュアルピクセル CMOS AFとのコンビネーションにより、高速・高精度なAF に加え、動画撮影時には静かで滑らかなピント合わせが可能となった。また、動画撮影時のフォーカス操作に伴い画角変動が生じる「フォーカスブリージング」を徹底的に抑制する優れた光学設計により、画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現する。

◼ 機動性に優れた小型・軽量設計とアイリスリング搭載などの高い操作性

「EF35mm F1.4L II USM」(2015 年9 月発売)と同等以上の高画質を実現しながら、質量を約760gから約555gに軽量化、全長を約105.5mm から約99.3mmに短縮し、優れた機動性を発揮。また、シネマレンズに近いクリック感なく絞り値の変更ができるアイリスリングの搭載により、動画撮影時におけるボケ味や露出の調整をより直感的にコントロールすることが可能となる。

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。

また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。