石富プロパティーが主催の7月に大阪・関西万博で開催した『世界のMUSASHI個展』では約150団体に及ぶ企業や団体、著名人の方々に参画し、アーティストMUSASHIとのコラボレーション作品を約100点展示した。MUSASHIらしいポップでカラフルなコラボ作品が多く並ぶ中、京都の美しく重厚な空気感が伝わる写真作品が、静かなインパクトを持って展示されていた。ベルリンを拠点に、写真家として世界で活躍する山田悠人さんとのコラボ作品だ。
2025年7月9日・10日に大阪・関西万博で開催した『世界のMUSASHI個展』について詳しくはこちら



●MUSASHIの印象と、コラボ作品に込められた世界観
「コラボレーションのお話をいただいて、MUSASHIくんの作品を見てると、すごく明るい中にも、深さや哀しさみたいなものが見えて、興味を持ちました。初めて対面したのはこの作品を撮影する直前で、会ってみての印象は『すごい良い子だなあ』と。ピュアだし可愛いし、だけどやっぱり強いものも持っている。そこがアーティストとしての魅力でもありますよね」。


撮影は秋の京都で行われた。“グラフィカル”と称される、印象的な構図や色合い、陰影に山田さん独自の感覚が表現され、その世界の中にMUSASHIが迷い込んだような不思議な作品である。美しい世界を切り取るそのセンスはもちろんのこと、元々グラフィックデザイナーとして仕事をスタートしたという経歴が、彼の写真家としての作品の個性となり、魅力となっている。
●日本の美しさを世界に伝えたい
「こっち(ベルリン)に住むようになって、改めて日本の良さをより感じるようになりました。6年前ぐらいから、日本の四季とか文化とか、その美しさを伝えたいなと思って、日本でもよく写真を撮って世界で作品展をしたりしています」。


山田さんが切り取る日本の風景を見た、海外の方々の反応はどんな感じなのか。
「僕の写真はよく“絵みたいだね”と言われる。日本には四季があったり、北から南までのいろんな地形があり、一つの国でこれだけ違う景色や表情があるなんて、嘘みたい、信じられないとか言われる。そして正にそれが、僕が伝えたかったことでもあります」。
日本で生まれ育ち、長く海外で暮らした中で、山田さんが感じた日本への郷愁や、美意識。作品に焼き付けられた風景は、日本にいる私たちにも改めてこの国の稀有な美しさを教えてくれる。
《コラボアーティスト情報》


■アーティスト名:山田悠人
■Mail:mail@yuto-yamada.com
■HP:https://yuto-yamada.com/About
■Instagram:https://www.instagram.com/tokio_kid/
■プロフィール
東京都出身。グラフィックデザイン学科卒業後、広告制作会社勤務を経てニューヨークに渡米。帰国後フリーランスデザイナーとして活動。2013年よりベルリンに活動拠点を移し、写真家、映像クリエイターとしても活動を開始する。デザイナーとしてのスキルを生かした色調と写真表現を得意とし、国内外で作品展示を行う傍ら、広告写真や企業案件の撮影を手がける。Adobe Lightroom 2021アンバサダーに就任。Instagramのフォロワーは15万人を超える。著書に写真集『Silent World』『JAPANISM』
《事務局情報》
■名称:万博武蔵個展事務局
《企業情報》
■名称:株式会社 石富プロパティー
■HP:https://musashi-ishitomi-art.com/
《アーティスト情報》
■名称:MUSASHI/武蔵
■出身:大阪府寝屋川市
■年齢:2003年生まれ
幼期から立体造形などの制作が好きで、中学生で本格的に絵を描き始める。寝屋川市出身。マーカー、アクリル、顔彩などを巧みに取り入れ、色彩に優れた作品、キャラクターなどを描くことをスタイルとしている。
BeatやLyricから生まれる作品や、花柄などを用い、ポジティブマインドからダークな表現までメッセージ性のある作品をキャンパス、デジタルアート、立体造形などに落とし込むスキル&スタイルに注目いただきたい。
■SNS:https://www.instagram.com/musashi_ishitomi?igsh=M2ZuMTJlY3AxanNh
2025年7月9日・10日に大阪・関西万博で開催した『世界のMUSASHI個展』について詳しくはこちら


特集「LEDライト最新活用術」&別冊付録「CM・映像 キャメラマン&ライトマンファイル 2026」。
巻頭特集ではフォトグラファー福岡秀敏が俳優・田中麗奈をLEDで撮り下ろし。さらに倭田宏樹、森山将人、川村将貴、須藤絢乃による現場事例や機材検証を通して、LEDライティングの実践的な活用方法を解説。「Aputure LED 4機種 実践検証」ではCOB型、パネル型、スポット型、ストリップ型という異なる光源を用い、静物撮影で検証。光の質や質感表現の違いを比較しながら、LEDライトの特性を具体的に探る。撮影と解説は中村雅也氏が担当した。
【広告特集】King & Prince「STARRING」のクリエイティブ
2025年12月24日発売のKing & Prince 7thアルバム「STARRING」。本企画では、収録曲それぞれを“架空の映画の主題歌”に見立て、1曲につき1本の特報映像を制作するという前例のないプロジェクトを徹底取材。本編は存在しないにもかかわらず、長編映画を想定した設計で10本の特報映像とポスターを制作。さらにレッドカーペットイベントや映画館での上映会まで展開するなど、アルバムの枠を超えた大規模なプロモーションとして構築されている。特報・ポスター制作全体のプロデューサー加藤諒氏をはじめ、3人の映像監督、アートディレクター、フォトグラファーが参加。企画設計の背景と制作プロセスをそれぞれの立場から語る。
【好評連載】
フォトグラファー生存戦略 Vol.36 小暮和音×黒田明臣「退路を断った行動から生まれた転機」
ゼウスのスチルライフマジック 高井哲朗 vol.60 イメージセンサーで描く未来の風景
長山一樹流 違いを生み出すコマーシャル・ポートレイト 第13回 建築とポートレイト
写真を楽しむスペシャリストたち 中野敬久 Vol.12 小髙美穂が考える写真の“今”
GLAY CREATIVE COLLECTION 2024 – VOL.21 TAKURO 4th SOLO ALBUM「May Love Guide Your Way」
Create My Book -自分らしいポートフォリオブックを作る- vol.19「ブツ撮り 記憶を感じさせる写真」金村美玖
ほか