
「現在では北極圏への遠征を重ね、原始的な民族との交流を続けている私の原点はスノーボードコミュニティにある。そして、今でも厳冬期の雪山に仲間と分け入る感動はなにものにも変えがたい。これはスノーボードフォトグラフィーの文脈における実験的な試み。スポーツ写真と一線を画すスノーボード界特有の写真表現において、その集団的創造と前進の片隅に忘れ去られた過去の撮影フィルムを作品として再構築する。
1990年代からシーンに携わり、マーケットのバブルや潮流を目の当たりにしてきた私の創作は、自身の撮影だけに固執せず、倒産したスノーボードメディアの倉庫で廃棄処分を待っていた90年代から2000年代初頭の膨大な撮影フィルムから制作する。自ら救済と10年以上の保管を行なったそのフィルム群は、スノーボード成長期の記録であり、創作は時代の移り変わりの中で価値観が変化し続ける「写真」との対話である。
本作品展では過去を再構築し、未来の起源を探る。」
| 開催日程 | 会場 |
|---|---|
| 2025年9月30日(火)~10月4日(土) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) | キヤノンギャラリー銀座 |
| 2025年11月11日(火)~11月15日(土) 10時~18時(日曜・月曜・祝日休館) | キヤノンギャラリー大阪 |
■作品展紹介動画
GRAPHGATE TSUTOMU ENDO【キヤノン公式】
■作家プロフィール
遠藤 励(えんどう つとむ)
長野県大町市生まれ・在住。
スノーボードの黎明期を目撃し、90年代後期から身近な存在だったスノーボーダーを撮り始め活動開始。現在まで国内および北米・欧州のボードカルチャーの専門誌やメディアに作品を提供。また、雪にまつわる作品表現にも傾倒し、『snow meditation』や『水の記憶』など雪や氷河の作品シリーズを発表。2018年より北極圏への遠征を重ね、そこに暮らす先住民の生活を追体験しながら、原始的民俗の変遷を記録し、現地で急速に進行する自然資源開発や気候変動が及ぼす影響を考えながら作品化に取り組んでいる。2024年日本写真協会新人賞、第7回笹本恒子写真賞受賞。

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