岡祐介が、ライカプロフェッショナルストア東京にて2024年4月25日(木)より 写真展「ジンシャリ(JinShari)」を開催。
精力的に作品制作を続けてきた岡氏が、「盆栽」「大駱駝艦」をテーマにライカSL3で撮りおろした作品21点を展示する。
神と舎利。
盆栽の世界における真⽩に枯れた状態の枝と幹の名称である。
海に囲まれ、国⼟の2/3を森林に占有された我々には先天的に刷り込まれた感情がきっと存在する。
⾃然物への畏怖と崇拝。
死んだはずの樹齢400年を超える⽩い⼿は活きた黒い⼿と絡まり合う。
重⼒がなくなったかの如く四⽅に伸びる枝と幹は絶妙なバランスを維持する。
上へ上へと向かう⻄洋のダンスとは逆に暗⿊舞踏は地へと向かう。
⼤地に根を張り、静けさを纏いながら舞う。
地中奥深くへと⼊り込んでゆく、そしてまた地上に戻る。
上も下もなくなり⽣と死もなくなる世界。⼈が創り出すものが⼈⼯物であるのなら⼈体は⾃然物である。
⼈体は⾃然となりそこに調和し始める。
プロフィール
おか・ゆうすけ
1980年 東京⽣まれ 桐朋⾼校卒業 ⽇本⼤学芸術学部写真学科卒業
London International Award Silver
カンヌ国際広告祭 Gold
D&AD Silver
ADC賞
APA 特選賞 賞歴多数。
2002年⻄安での撮影をきっかけに新疆ウィグル⾃治区、プノンペン、ダッカなどアジア圏を中⼼に作品制作を⾏う。
近年では150年前の撮影⼿法を取りいれた湿板写真によるポートレート撮影や宮沢氷⿂⽒とのコラボレーション企画である花をテーマにした作品『HITOIKEBANA』の撮影など精⼒的に活動。
岡 祐介写真展『ジンシャリ(JinShari)』
会場 ライカプロフェッショナルストア東京
東京都中央区銀座6-4-1東海堂銀座ビル2階
会期 2024年4月25日(木)- 7月27日(土)
開館時間 11:00〜19:00(日曜・月曜定休)
https://store.leica-camera.jp/event/ps-tokyo_yusuke-oka
コマーシャル・フォト 2025年1月号
【特集】フォトグラファーたちの これまでとこれから
2024年もそろそろ終盤。フォトグラファーたちが2024年に発表した作品や仕事、取り組みを作品とインタビューとともに掲載。それぞれの写真観や作品制作、仕事についてなどたっぷりと語ってもらった。
ソン・シヨン、𠮷田多麻希、濱田英明、金本凜太朗、服部恭平
FEATURE 01 薄井一議「Showa99 / 昭和99年」
FEATURE 02 金澤正人「KANA Kana Kitty」
【好評連載】
■GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.06
GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops” OFFICIAL GOOD
■Create My Book -自分らしいポートフォリオブックを作る
Vol.5 「みくふぉと」 金村美玖
■ニッポンフォトグラファー探訪 Vol.08
長野の森で過ごしながら、日常の視点で撮り続ける 砺波周平
■写真を楽しむスペシャリストたち 中野敬久