
一瞬で過ぎ去ってしまう、儚く美しい山の情景に目を凝らし、撮影を続ける写真家・野川かさねが撮り溜めてきた膨大な写真の中から珠玉の作品を厳選。写真からインスピレーションを得て生まれた四季折々、山にまつわる120の言葉と散文を収録し、「山に流れる時間」を刻んだビジュアルエッセイ。山での一瞬を焼き付けた129 枚の写真と、120点の言葉。それらは瞬間であり、点であり、時刻である。そのすべてをつなぎ合わせた時、ひと筋の「山の時間」が生まれる。「街の時間」とは異なる、おおらかで美しい流れに身をゆだねた時、これまで気づかなかった、ささやかでも大切なものが見えてくる。
●著者プロフィール
文:小林百合子
編集者/1980 年兵庫県生まれ。映像制作会社、出版社勤務を経て独立。山や自然、暮らしや食にまつわる雑誌や書籍の編集・執筆を多く手がける。著書に『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の生き方哲学』(山と溪谷社)、野川かさねとの共著に『山小屋の灯』(山と溪谷社)『山と山小屋』(平凡社)『山と高原』(小社刊)。女性クリエイター8人からなる登山出版ユニット「ホシガラス山岳会」主宰としても活動し、書籍に『一生ものの、山道具』『山登りのいろは』『あたらしい登山案内』『最高の山ごはん』(すべて小社刊)。2023 年より北海道に暮らし、北の自然についても表現する。
写真:野川かさね
写真家/1977年神奈川県生まれ。山や自然をテーマに作品を発表する。写真集に『山と鹿』(ユトレヒト)、『Above Below』(Gottlund Verlag)『with THE MOUNTAIN』(wood/water records)。著書に『山と写真』(実業之日本社)『think of your mountain』(BCCKS)。主な展示に「VIEWING MOUNTAIN」(KOKUYO think of things 2018)「東京写真月間2019「山を生きる人々」-山と共に-」(ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道 2019)「study/FOREST」 (pieni onni 2022)「study MOUNTAIN 山の探求」(田淵行男記念館2023)「FRAGMENT」(NADAR 京都大山崎 2024)など。
著者の言葉(「自分の中だけに流れる「もうひとつの時間」より抜粋)
山での一瞬を焼き付けた129枚の写真。それらは瞬間であり、点であり、時刻である。そのすべてをつなぎ合わせたとき、そこに一筋の流れと時間が生まれる。それはこの本のページをめくる人の数だけ合って、すべて異なり、固有で、かけがえのないものだ。いつも自分の中にあり、ゆったりと流れ、身をゆだねるときにはいつも、目の前にあるものがすべてではないと教えてくれる。そしていつか自分を支え、励ましてくれるものに、きっとなる。
この本にストーリーははない。だからどのページから読んでもかまわない。ふと開いたページにある
写真を見て、これまで歩いた山や身近な自然、いつか読んだ物語にあった風景が浮かんできたら、そ
れがあなたの中にある「もうひとつの時刻」だ。それらをつなぎ合わせたとき、どんな時間の流れが
生まれるのか、できることなら聞いてみたい。あなたの中だけに流れる「もうひとつの時間」を感じ
るきっかけとなる一冊になれたとしたら、これほどうれしいことはない。
●イメージ






●イベント情報
本書の発売を記念して、小林百合子さんと野川かさねさんのトークイベントを開催。
イベント名:『山の時刻』刊行記念
野川かさね×小林百合子 「山を歩き、街を生きるーその往来から見えるもの」
日時:2026年1月22日(木)19時30分開始
場所:本屋B&B(〒155-0033 東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
●書籍概要
書名:『山の時刻(とき)』
仕様:A5判変型(204×151mm)/ソフトカバー/224Pages(Full Color)
定価:本体1,980円+税
ISBN:978-4-7562-5735-2 C0075
発売日:2025年12月19日
文:小林百合子
写真:野川かさね
発行元:パイ インターナショナル

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