土門拳写真展 -女優と文化財 「輝きは時代を超えて」がノエビア銀座ギャラリーにて開催中!

古寺や仏像などの美術・文化や、広島・筑豊などの社会的テーマに加え、著名な人物を写した肖像写真にも多く取り組んでいた写真家、土門拳(1909~1990)。そんな土門氏が残した女優と文化財を同一画面に写したカラー作品をノエビア銀座ギャラリーにて展示する。

1964年から2年間、月刊誌「婦人公論」の表紙を飾った作品群で、文化財の選定も土門氏が手がけた。
時代を超えて輝く、人物と文化財の魅力を堪能できる。

 ■土門 拳(どもん けん)  1909~1990  山形県生まれ
1909年(明治42)、山形県飽海郡酒田町(現・酒田市)に生まれる。写真館の門下生を経て1935年、「報道写真」を掲げる名取洋之助主宰の「日本工房」に入社(~1939年)、対外宣伝誌『NIPPON』を中心に海外へ日本を紹介する写真を撮影。
以後、脳血栓で倒れる1979年まで激動の日本を記録。『風貌』『古寺巡礼』『文楽』など人物や日本の伝統美を追求する一方、被爆者の実態に迫る『ヒロシマ』、閉山に追い込まれた炭鉱の困窮を訴える写真集『筑豊のこどもたち』を発表。1950年代に街頭で群れ遊ぶこどもを集中的に撮影する。1981年、毎日新聞社が土門拳賞を創設。1983年、大多数の作品を寄贈し、故郷の酒田市に日本初の写真美術館として土門拳記念館が開館。

【土門拳写真展 -女優と文化財 「輝きは時代を超えて」】
入場無料
会期:2024年1月15日(月)~3月22日(金)
開催時間:午前9時~午後5時30分
会場:ノエビア銀座ギャラリー(ノエビア銀座ビル1F)
主催:株式会社ノエビア
協力:土門拳記念館
サイトURL:https://gallery.noevir.jp/

コマーシャル・フォト2024年8月号

【特集】視点を変える。記憶に残す。「ブツ撮り2.0」
「ブツ撮り」には2種類ある。ひとつは誰がどう見てもその被写体だとわかるもの。被写体に正面― あるいはその被写体がもっとも美しいとされる位置―から捉え、被写体の質感や色を正しく写す撮影。そしてもうひとつは、視点を変えて、被写体に新しい価値を見出すもの。今回は後者の「ブツ撮り」を特集。見慣れた物の見方を変えて、静物に新しい命を吹き込む6名のフォトグラファーのアイデアの源泉を探るため、誰もが1日に一度は目にする「ティッシュ」という同一テーマを撮り下ろしてもらい、被写体との向き合い方、こと〞ブツ撮り〝への考え方について聞いた。
泊 昭雄/Kaz Arahama/水野谷維城/瀧本幹也/望月 孝/李 有珍

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