ニコンのフルサイズ /FXフォーマットミラーレスカメラ対応の中望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」(2023年10月発売)が、「カメラグランプリ 2024」において、「レンズ賞」および「あなたが選ぶベストレンズ賞」をダブル受賞した。
「カメラグランプリ」は、写真・カメラ専門の雑誌・Web媒体の担当者の集まりであるカメラ記者クラブが主催するカメラ・レンズ関連の賞。今回は、2023年4月1日から2024年3月31日の間に発売された製品の中から各賞が選ばれた。
「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」は、カメラ記者クラブの会員やプロフェッショナルフォトグラファーなど、国内外の幅広い有識者から圧倒的な票数を獲得し、もっとも優れた機種として「レンズ賞」に選出された。
あわせて、一般ユーザーの投票により選ばれる「あなたが選ぶベストレンズ賞」も受賞し多くのユーザーから高い支持を得た。
「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の主な特徴
・開放F値1.8の明るさでありながら、開放撮影時においても画面全域で円形度の高い美しいボケを実現。
・ピント面を中心に前後のボケが大きく広がる滑らかなグラデーションや、エッジの色づきの少ない洗練されたボケ味が相まって、被写体の立体感が引き立つ幻想的な表現が可能
・肌や髪の質感まで繊細に表現できる「S-Line」ならではの高い解像感と、夜景などを緻密に描写できるNIKKOR Z レンズトップクラスの点像再現性
・豊富な周辺光量により画面の隅々まで均一な明るさを確保し、透明感や輝きの表現を実現
・あらゆる方向からの入射光に対して優れた反射防止効果を発揮するニコン史上最高の反射防止効果コーティング「メソアモルファスコート」に加え、ニコン独自の「アルネオコート」も併用し、ゴースト、フレアを効果的に低減
・金属部材を随所に使用した鏡筒に「Plena」のロゴデザインを刻印した、高級感と風格を感じさせるプレミアムなレンズデザインを採用
■「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の「レンズ賞」選考理由
カメラグランプリ2024実行委員会のコメント
画面周辺部まで口径食を感じさせない丸ボケを保った描写を「Plena」(プレナ)という固有名称で表現。ボケの美しさだけでなく、ピント面のシャープさと立体感も併せ持つ点が、多くの選考委員に評価された。Plenaは「空間が満たされている」という意味のラテン語Plenumに由来するが、この描写特性をデジタル補正に頼らず実現した設計者の哲学やこだわり、ファインダーを覗いただけで感動したという撮影体験から、“心まで満たされた”とのコメントも寄せられた。
また、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 8」(2023年5月発売)にファームウェアVer.2.00で、同「ニコン Z 9」(2021年12月発売)にファームウェアVer.4.00で、新しく搭載された「オートキャプチャー」機能は、「カメラ記者クラブ・技術賞」を受賞した。
コマーシャル・フォト 2024年10月号
■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。
また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。
■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。
■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。