海中で繰り広げられる命のドラマを描いた中村征夫氏の写真集“MOTHER”が発売中!

PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION Vol.12 中村征夫 MOTHER

名写真家による写真集シリーズ「PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION(フォトグラファーズ エターナル コレクション)」の第12弾として、水中写真家の中村征夫氏による写真集“MOTHER(マザー)”が発売中。

“MOTHER”は日本を代表する水中写真家の中村征夫氏による写真集。中村氏は19歳のときに水中写真を独学で始めて以来、半世紀以上にわたり世界中の海を撮影してきた。海の大切さや海の中でたくましく生きる生きものたちの魅力を捉えてきたほか、ライフワークとしている東京湾や水俣湾、諫早湾など環境問題が叫ばれるエリアでの撮影を通じて、海洋環境の保護や生物多様性の重要性も伝えている。
本写真集は68点の作品で構成されており、中村氏にとって自身をここまで導いてくれた母なる海へ捧げる写真集。生きものたちの生命力や海の神秘に触れ、自然環境の大切さを再認識できる1冊になっている。

印刷・製本は、キヤノンの業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」を使用。広い色再現や精細な解像感、暗部の諧調表現による立体感を追求しており、氏の作品を余すことなく楽しむことができる。

作家メッセージ

強烈な夏の日差しが差し込む逆光の中、小さなフナが泳ぎ去っていく。
これが幼い頃に初めて見た水中の世界だった。
その原体験が今も僕を海へと誘い続けてくれる。

『MOTHER』

あらゆるものを包み込む優しさや厳しさを携え、万物を育む。
その偉大な母なる海へ抱き続けてきた、憧憬にも似た思いをこの一冊に込めた。
そして、僕をここまで導いてくれた「MOTHER」に捧げたいと思う。

作家プロフィール
中村 征夫(なかむら いくお)

1945年、秋田県潟上市出身。19歳のとき水中写真を独学で始める。1977年、東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海でたくましく生きる生きものに感動。
以来、東京湾定点観測をライフワークとして取り組む。数々の報道の現場の経験を生かし、新聞、テレビ、ラジオ、講演会とさまざまなメディアを通して海の魅力や海を巡る人々の営みを伝えている。

書籍概要
PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION Vol.12 中村征夫 MOTHER

判型:240mmスクエア、80ページ、ラスター、化粧箱入り
特典:写真家の直筆サイン入りオリジナルプリント240mmスクエア1枚付き
価格:29,150円(税込、送料込) ※受注生産
発売:2024年7月22日(月)
販売:キヤノンオンラインショップ(500部限定販売)
URL:https://personal.canon.jp/product/photo-collection/photographers-e-collection/12-mother

写真展概要
写真展「MOTHER」

開催期間:2024年10月1日(火)~ 10月6日(日)
NineGallery
10:00-19:00(最終日のみ17:00まで)
https://personal.canon.jp/event/photographyexhibition

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。

また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。