
キヤノンマーケティングジャパンは、写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE(グラフゲート)」の第3回の応募を2025年4月1日より開始する。「GRAPHGATE」は2023年に開始し、熱意ある新人写真・映像作家の発掘と継続したサポートを目的としたオーディションだ。
キヤノングループは、これまでさまざまな取り組みで写真・映像作家支援に取り組んできた。
キヤノンが主催した文化支援活動「写真新世紀」は、30年間公募を展開し、国内外で活躍する著名写真家を輩出した。
また、キヤノンMJ主催の写真家オーディション「SHINES(シャインズ)」は、2019年まで新人作家の発掘に取り組み、多くの新人作家の写真集を世に送りだしている。この2つの取り組みに共通するのは、写真・映像表現の可能性に挑戦する新人作家の発掘・育成・支援という目的がある。
キヤノンマーケティングジャパンは、継続して熱意ある新しい才能を見いだし応援するための新たな枠組みとして、2023年4月より、写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」を開始した。2023年に開催した第1回では、グランプリ1名、優秀賞4名、佳作7名が選出、2024年に開催した第2回では、グランプリ1名、優秀賞4名、佳作10名が選出され、選出された作家の活動を継続的に支援している。
写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE」実施概要
第3回「GRAPHGATE」は、第2回と同様に、作品募集を「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」の3つの部門で行なわれる。
写真か映像どちらかを選択のうえエントリーすることができ、 一次・二次・三次選考を経て優秀賞(5名)と佳作(人数は協議による)を選出し、グランプリ選考会にて優秀賞の中から1名をグランプリとして選出される。
入賞者にはそれぞれキヤノンMJからの機材サポートのほか、キヤノンギャラリー S(品川)やキヤノンギャラリー銀座・大阪での作品発表の機会などを提供。
応募者の年齢・経験(プロ・アマチュア)は問わず、 選考委員は、さまざまな分野で活躍する5名で、第3回では新たに4名の選考委員を迎えている。
それぞれの独自の視点で作品のクオリティーに加え、コミュニケーション力や行動力、情熱、将来性なども含め総合的に選考される。
<応募要項>
- 応募方法と選考の流れ
応募 募集期間:2025年4月1日(火)10:00~2025年6月4日(水)15:00予定 GRAPHGATEホームページから応募受付。
応募フォームに今までの創作活動や今後の計画などを記入し、作品データを提出することでエントリーが完了。
一次選考(データ審査) 提出された作品データとテキストの審査により、二次選考に進む候補者を選出。
二次選考(ポートフォリオなど) 提出されたポートフォリオや映像作品の審査により、三次選考に進む候補者を選出。
三次選考(プレゼンテーション審査)2025年9月20日(土)予定 二次選考を通過した候補者本人によるプレゼンテーションを実施。
選考委員5名とキヤノンMJで協議し、部門を問わず優秀賞(5名)と佳作(人数は協議による)を選出。
GRAPHGATE展2025(作品展示) 三次選考で決定した優秀賞および佳作の作品をキヤノンMJ本社(東京都港区)のキヤノンオープンギャラリー1・2にて展示。
グランプリ選考会(プレゼンテーション審査)2025年11月29日(土)予定 三次選考を通過した優秀賞受賞者本人によるプレゼンテーションを実施。選考委員5名とキヤノンMJによる協議を行い、グランプリ1名を決定。 グランプリ選考会は、キヤノンMJ本社にて一般公開される。 - 応募資格
・年齢、経験(プロ・アマチュア)問わず応募可能。 ・グループや団体、法人などからの応募は受け付けていない。
・一次選考、二次選考を通過した場合に、キヤノンMJ本社で実施する三次選考およびグランプリ選考会に参加可能な方に限る。 - 応募費用
応募費用は無料。 - 選考委員
天野太郎氏(東京オペラシティ アートギャラリー/チーフ・キュレーター)
小野泰洋氏(自然番組プロデューサー/元NHKエンタープライズ)
片岡英子氏(『Newsweek日本版』フォトエディター
齋藤精一氏(パノラマティクス主宰)
藤森三奈氏(チーフプロデューサー/文藝春秋『Sports Graphic Number』)
キヤノンマーケティングジャパン - グランプリ発表
2025年11月29日(土)のグランプリ選考会にてグランプリを発表。
選考スケジュールや注意事項などの詳細は下記ホームページから確認することができる。

コマーシャル・フォト 2025年3月号
【別冊付録】CM・映像 キャメラマン&ライトマン ファイル 2025
【別冊付録】
CM・映像 キャメラマン&ライトマン ファイル 2025
CM業界、映像業界関係者必携の1冊! CMやMVの分野を中心に活躍する、キャメラマンやライティング・テクニシャンの185人のプロフィールや仕事データを掲載。※電子版では、付録は本誌の後のページに収録されています。
【特集】
「写真におけるAIの今」
今回の巻頭特集は「写真におけるAIの今」。博報堂プロダクツREMBRANDTが行なった、レタッチャーによる 生成AIビジュアル作品展「PHANTOM」を取り上げ、写真におけるAIの現状を紐解いていく。
【誌上写真展】
写真学生たちの挑戦 2025
日本大学 芸術学部 写真学科/東京工芸大学 芸術学部 写真学科/長岡造形大学 視覚デザイン学科/日本写真芸術専門学校/東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科
【新連載】
長山一樹流 違いを生むコマーシャル・ポートレイト
「 ポートレイトisブラックアンドホワイト」
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「Tokyo Moonscapes 東京恋図」 南雲暁彦
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「フィルムの世界、4人の視点」増田彩来/鈴木文彦/染谷かおり/松本慎一
ほか