Marta Ortega Peréz(MOP)財団がスペイン ア・コルーニャにて、アーヴィング・ペン の100周年記念展を開催する。
この展覧会は2024年11月23日から2025年5月1日まで、MOP Foundationで一般公開され、アーヴィング・ペン 最も包括的な回顧展であり彼の並外れた芸術的多様性と幅広い表現を再認識できる展示となっている。
労働者の疲れた眼差し、ファッションモデルの静謐な美しさ、枯れゆく花の切なさなど、どのような写真であっても、時代を超越した感覚と物語の深みを吹き込む能力を持っていたペン。
その能力を支えたのは完璧さへのあくなき追求と細部への確かな観察眼であり、それは版画制作への綿密なアプローチにも及んでいる。
70年以上にわたってVOGUE誌の常連であったペンは、ニュートラルな背景をバックにモデルを配置することでファブリック、ジェスチャー、表現を強調し、ファッションフォトグラフィー変革をもたらした。
「アーヴィング・ペン:生誕 100 周年 記念展」 ではキャリアの全時代を捉え、著名人、文化人、商売道具を持った労働者などのポートレイト、ヌード、花、看板、路上のゴミなどで構成された初期の街頭ドキュメンタリーなど、ファッション研究と緻密な静物画を含む約175作品が一堂に会す。
マレーネ・ディートリッヒやオードリー・ヘップバーンといった映画界の重鎮、ジャンニ・ヴェルサーチェ、イッセイ・ミヤケ、イヴ・サンローランといった名だたるデザイナー、トルーマン・カポーティ、ジョーン・ディディオン、サルバドール・ダリ、ザハ・ハディド、リチャード・アヴェドンといった重要な作家やアーティストの他、商人、露天商、ペルー・クスコの住民など、日常的な人々を捉えたポートレイトも展示する。
アーヴィング・ペン:生誕 100 周年記念展
会期:2024年11月23日〜2025年5月1日
会場: MOP Foundation, A Coruña, Spain
Web:https://themopfoundation.org/en
アーヴィング・ペン:生誕 100 周年記念展 は、メトロポリタン美術館がアーヴィング・ペン財団と共同で開催。展覧会は、メトロポリタン美術館のJeff L.Rosenheimが、写真は、Joyce Frank Menschelが、それぞれキュレーションを担当する。
2022年に設立されたMOP財団は、写真、ファッション、A Coruñaという3つの柱に基づいています。「ピーター・リンドバーグ:知られざる物語」(2021年)、「スティーブン・マイゼル:1993 写真で映す1年」(2022年)、「ヘルムート・ニュートン- 真実と虚構」(2023年)。展覧会、教育プログラム、文化的イニシアティブを通じて、写真芸術に対する理解と認識を深めることを目的としています。スペインのア・コルーニャに位置する同財団は、活気ある文化の中心地として、ワールドクラスの芸術を地域社会内外に発信している。
コマーシャル・フォト 2025年1月号
【特集】フォトグラファーたちの これまでとこれから
2024年もそろそろ終盤。フォトグラファーたちが2024年に発表した作品や仕事、取り組みを作品とインタビューとともに掲載。それぞれの写真観や作品制作、仕事についてなどたっぷりと語ってもらった。
ソン・シヨン、𠮷田多麻希、濱田英明、金本凜太朗、服部恭平
FEATURE 01 薄井一議「Showa99 / 昭和99年」
FEATURE 02 金澤正人「KANA Kana Kitty」
【好評連載】
■GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.06
GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops” OFFICIAL GOOD
■Create My Book -自分らしいポートフォリオブックを作る
Vol.5 「みくふぉと」 金村美玖
■ニッポンフォトグラファー探訪 Vol.08
長野の森で過ごしながら、日常の視点で撮り続ける 砺波周平
■写真を楽しむスペシャリストたち 中野敬久