品川キヤノンギャラリーSにて中野正貴 写真展「Pathos」が開催!

品川キヤノンギャラリーSにて2024年8月2日より、中野正貴による写真展「Pathos」が開催される。

タイトルの「Pathos(パトス)」はギリシャ語で情熱や欲情、情念、哀愁などの快楽や苦痛を伴った感情状態を意味する。

本展は、2000年前後にキューバや香港など海外で捉えた約80点の作品から構成。中野氏は、新しい世紀に突入する希望と不安が交差していた時代、そのはざまで揺れ動きながらも、強く生き抜いていこうとする人々に魅せられシャッターを切った。

常に日本と比較しながら撮影された作品からは、政治や経済の過渡期の中でたくましく生きる人びとの生命力を感じ取ることができる。

昨今の日本国内の情勢に思いを馳せながら作品を鑑賞すると、喜び、恐れ、怒り、悲しみなど人間の根本的な感情がその国の風土や価値観と融合し、文化の形成に影響を与えていることに気づくかもしれない。

写真展概要

開催期間:2024年8月2日(金)〜2024年9月24日(火)

開館時間:10時〜17時30分

休館日:日曜日・祝日 (夏季休業日:8月11日(日)〜8月18日(日))

会場:キヤノン S タワー1階 キヤノンギャラリー S 東京都港区南2-16-6

アクセス:JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分

入場料:無料

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
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また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。