
「THE NEW CREATORS」は、ソニーマーケティング株式会社(以下、ソニーマーケティング)、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ (以下、ソニー・ミュージックレーベルズ )、ソニーピーシーエル株式会社(以下、ソニーPCL)の4社が共同で行った写真と映像のアワード。「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というソニーの存在意義理念のもと、各社が共鳴し、新たな才能を発掘・支援するために設立され、クリエイターと共に、感動を生み出す未来を創り上げていくことを目的としている。第1回のTHE NEW CREATORSには数多くの作品が寄せられ、4名の審査員による厳正なる審査によりグランプリを含む各賞が決定した。
[グランプリ]
◉写真作品

自由部門 作品名:「時間の交差」海岸砂湯 作者名:花田 智浩
<作品説明>
およそ100年前の大分県別府市の風景と現在の別府市を同じ場所で撮影して写真を重ね合わせました。その後、50年前の雨水であった温泉水を使い、柿渋と温泉水を使って色が変化する温泉染めを行いました。100年前の人たちが描いた未来、私たちが見る100年前の過去。現在、日本一の温泉地である別府は、温泉の過剰なくみ上げや地熱発電の開発などにより、源泉の温度が低下する事によって温泉が減少しています。天からの恵である温泉は、100年後の未来にも残っているのか?
<審査員講評>
石川 直樹氏:過去の誰かが撮影した写真に対する、作者なりの敬意は感じられた。積み重ねられた時間によって今があり、環境が変化していくことへの意識の顕れも読み取れた。一枚の写真で表現するという制限の中で、できる限りのことを考え、丁寧に仕上げようとした手跡が見て取れたことを評価した。
蜷川 実花氏:今回の応募作の中で、最もコンセプチュアルでした。世界に対するあなたの問いをさらに磨いていってください。
◉映像作品
ドキュメンタリー部門 作品名:親愛なる声へ 作者:河合 ひかる
<作品説明>
私は日本語しか、話すことが出来ない。一方で、私の家族は中国語しか話すことが出来ない。言葉は通じずとも私は祖父のあたたかい眼差しと声が大好きだった。彼が危篤だと聞いてからは、中国語の単語帳を書き写し、音読したり彼への手紙を中国語で書いたりしていた。単語帳に載っているのは、未知の言語であるはずが、読んでいるうちに祖父の声によって発音で再生され、懐かしさが込み上げた。単語は家族と過ごした記憶だった。彼への手紙と単語帳の内容が交差してしまった。
<審査員講評>
上田 慎一郎氏:創り手自身の経験による極私的な物語。それが作品に圧倒的なリアリティと独創性を与え、唯一無二たらしめている。そして、その個人的な「私」の話は、言葉の壁を超えて他者を理解したいという社会的な「公」の話にも繋がっている(ようにも受け取れる)。まるで記憶の断片を巡るような独自固有な編集技法は作品が持つ物語性と見事に合致し、この作品に一層の強度を与えている。独創性と技術が合致した唯一無二の作品だ。
大喜多 正毅氏:映像と音声のマッチングが素晴らしく、彼女のアイデンティティを探る旅に、いつの間にか引き込まれ、内にある温かい場所に連れて行かれました。別録りした音と映像を丁寧に一つずつ結んでいった結果、ラストの窓から夕景が見える同録のシーンがとても生きてくる。映像、音、声、環境音、無音などを重ねながらも、どれも輪郭がハッキリ伝わるバランスで編み上げたのは、心地良かったです。こんな作品に出会いたくて、今回、参加させてもらいました。
その他全ての受賞作品はこちらのURLから↓
[第2回THE NEW CREATORS 開催決定]
また、第2回 THE NEW CREATORSの開催が決定。応募の詳細は随時、公式ページ・SNSにて。

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