上西祐理によるグラフィック展示「Now Printing」を開催!

アートディレクター/ グラフィックデザイナーの上西祐理による展覧会「Now Printing」が、2024年9月3日よりギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて開催される。

最小限の要素で高速に球が行き交う卓球の動的瞬間を見事に紙面に定着してみせた「世界卓球2015」や、フェンシングの選手の躍動的な身体とともに剣の軌道を美しくも科学的に視覚化した「Visualized Fencing. Yuki Ota Fencing Championships 2014」のポスターなど、力強いヴィジュアルメッセージが印象的な上西祐理。

今秋、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで個展を開催するにあたりあらためて自分と、自分のデザイン活動と向き合った。「大好きなものに囲まれて、関わって、生きていきたいとの想いからデザイナーになり、私が作るものがまた、誰かにとって大切な何かになるようなものでありたいと思ってやってきました」と語る上西は、どこまでも正直で、作り出すデザインからもその誠実さが伝わってくる。

本展では、そんな上西の現在地点を飾り立てることなく紹介。1階に大小様々な印刷物=Printed Matterの新作を、地階にはこれまでの仕事のアーカイブを、街中の壁や柱に貼られるポスターや、本棚やラックに置かれる本、といったように、日常的にグラフィックが貼られたり置かれたりするように配置。

また、1階は2週間ごとに展示替えを予定している。

展示概要

会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル 1F/ B1F

日時:2024年9月3日(火)〜10月23日(水)
11:00am〜7:00pm
日曜・祝日休館 
入場無料

コマーシャル・フォト 2024年10月号

■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。

また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。

■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。

■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。