2010年11月29日
Shuffle編集部が主催した、11月26日の「フォトグラファー&レタッチャーのための3DCG体験セミナー」の様子をレポートする。
このセミナーは、「仕事で写真を撮影したりレタッチをしているが、3DCGの経験はない」、「3DCGで写真を制作してみたいが、ソフトにさわったことがない」というフォトグラファーやレタッチャーを対象として開催したもので、3DCGの初歩的な使い方を体験できるセミナーはShuffleとして初の試み。株式会社ボーンデジタルと株式会社パーチの協力を得て、参加費無料で開催した。
会場のボーンデジタル セミナールームには、6台のコンピュータが備え付けてあり、1人1台のコンピュータと3DCGソフト「Autodesk 3ds Max Design 2011」を使って、ハンズオン形式で進行した。
セミナーの冒頭では、Shuffleの連載「めざせ!3DCGフォトグラファー」でもおなじみのパーチの長尾健作氏から、3DCG写真の概要と業界のトレンドについて10分ほどのガイダンスがあり、続いてボーンデジタル ソフト事業部の村田智洋氏が講師となって、今回の本題である3DCG体験セミナーが進められた。

受講者は、スクリーンに映し出される3ds Maxの画面を見ながら、手元で同じ操作を行なう。
まず最初に学んだのは、ビューポート画面の見方や、オブジェクトの移動・回転の操作方法、マテリアルエディタの設定など、3ds Maxの基本操作だ。続いて、ターゲットカメラ、ターゲットスポットライト、レンダリング、レイヤーなど、3DCG写真を制作していく過程の説明が行なわれた。3ds Maxには膨大な数の機能が備わっているが、3DCG写真制作に必要な機能だけに絞って話が進められた。
後半は、3ds Max内に仮想的な白ホリスタジオを作り、そこにオブジェクトとカメラ、ライトを配置して、実際に3DCG写真を制作する演習が行なわれた。課題として提出されたのは、携帯電話の製品画像。この演習ではライトの数や位置についての説明はなく、課題の画像と見た目が同じになるように、受講者は手探りでライティングを組んでいく。

課題として提出された携帯電話の3DCG写真。
今回の受講者は午前・午後合わせて12名。うち7名がフォトグラファーで、そのほかにもレタッチャーやデザイナーなど、普段から仕事で写真を扱っている人が揃っていた。ほとんどの人は3DCGソフトの未経験者だったが、限られた時間の中で、それぞれなんとか仕上げることができていたのは、やはり写真について一定のスキルを持っている人が多かったからだろう。
とはいえ、たったの3時間で体験できることには限りがある。通常、パーチとボーンデジタルが開催している「デザインビズ(3DCG写真制作)クリエイター育成スクール」では、3ds Maxの基本操作だけで8時間、カメラ設定、ライティング設定だけで16時間をかけているというから、今回は、ほんのさわりだけを駆け足で学んだことになる。
セミナー終了後のアンケートによると、今回の3DCG体験セミナーは受講者の満足度が高かったことから、Shuffle編集部ではいずれ日を改めて同様の企画を行ないたいと考えている。

1回6人の少人数制なので、分からないところはその場で講師に質問することができた。









