特集
「水」を撮る！

シズル表現として数多くの商品広告や作品撮影に用いられている「水」。

液体という特性上、流動的でコントロールが難しく、ライティングにも透過や反射といった複雑な影響を及ぼす。そのため、撮影には様々な小道具や仕掛けを用いて、試行を重ねる必要がある。しかし、扱い方によっては表現の幅を広げられる上に、思い描くビジュアルを上回る表情を見せる「水」は、まさにフォトグラファーの技術とアイデアが試される被写体だ。

この特集では、前半にフォトグラファー5名の作品事例とその撮り方についての解説を掲載。後半では、使用頻度の多いシズル表現の撮影アイデアをメイキング写真と共に紹介していく。

5人のプロフェッショナルワーク
小暮和音／吉田明広／五十嵐 真／岩﨑真平／飛知和正淳

水シズルの撮影アイデア8
解説・撮影　小暮和音

フォトグラファー特集
佐分利尚規

フォトグラファー佐分利尚規を特集。

自身が思い描く美しいビジュアルを作ることに憧れ、飛び込んだのはスチルライフの世界。佐分利氏が撮るスチルライフは、まるで物体が発光しているかのように輝いている。独立から11年。プロダクトに光をあて、輝かせ続けている。

特集内では、これまで手がけてきたスチルライフの世界をインタビューとともに紹介している。

コマーシャル・フォト2023年7月号／6月15日発売

今回の表紙は、フォトグラファー特集に登場している佐分利尚規氏による商品イメージカット。