
2020年の開業以来、東京の“今”の躍動感や波長と共鳴し上質な空間でクリエイティブな体験を届ける『メズム東京、オートグラフ コレクション』にて、国内外で活躍する写真家の作品を多数取り扱う日本を代表するギャラリー「AKIO NAGASAWAギャラリー」とコラボレーションし、アート展『TOKYO WAVES ART EXHIBITION チャプター1』を開催する。
プライベートサロン「Club mesm」は、「JAPAN FLOW」をテーマに宿泊客のみ利用できる広いテラス付きの特別な空間だ。アート展『TOKYO WAVES ART EXHIBITION』は、一流アーティストによるアート作品を宿泊客がホテル館内で気軽にお楽しみいただける特別な企画になっている。

第一弾となる本展は、『TOKYO 1961- ウィリアム・クライン ‐』と題して、20世紀を代表する写真家 ウィリアム・クライン氏の写真展。1961年に彼が初来日した際、2ヶ月間滞在して東京を捉えた写真集『TOKYO』から、貴重な作品を10点展示します。生前クライン氏は、撮影当時の「TOKYO」について「非常に心地良い混乱、興奮、熱気を感じ、まるで未知の世界のようだった」と言葉を残している。本展では彼が捉えた1961年の「TOKYO」の世界観を楽しむことができる。また、今回の展示は、ゼラチン・シルバー・プリントの作品が中心となっており、全てサイン入りで購入も可能だ。
ウィリアム・クラインについて(William Klein/1926-2022)
1926年ニューヨーク市生まれのアメリカの写真家・映画監督。
1955年からファッション写真を撮影し、キャリアをスタートした。
1956年「ニューヨーク」を刊行し、ブレ、ボケなど従来の写真のタブーを破り大胆に表現し、そのスタイルは今なお多くの写真家に影響を与え続けている。「NEW YORK」を撮影後、「ROME」(1959年)、「MOSCOW」(1964年)、「TOKYO」(1964年) を相次いで制作した後、活動は写真にとどまらず、ファッション界を題材とした映画『ポリー・マグーお前は誰?』を制作している。 1995年にはサンフランシスコ近代美術館で個展を開催、欧州中心だった評価がアメリカでも高まった。 日本では2004年に東京都写真美術館で『PARIS+KLEIN』展を開催している。 2005年にはパリのポンピドー・センターで『ウィリアム・クライン・レトロスペクティブ』展開催した。 2012年-2013年には森山大道との二人展『William Klein + Daido Moriyama』がロンドンのテート・モダンで開催され、写真界のみならずファッション界、映画界でも大きな話題を呼んだ。
展覧会概要
TOKYO 1961 – ウィリアム・クライン –
2024年5月30日(木)から2024年10月29 日(火)
メズム東京、オートグラフ コレクション
25階プライベートサロン「Club mesm」
https://autograph-hotels.marriott.com/

コマーシャル・フォト 2025年7月号
【特集】レタッチ表現の探求
写真を美しく仕上げるために欠かせない「レタッチ」。それはビジュアルを整えるだけでなく、一発撮りでは表現しきれないクリエイティブな可能性を引き出す工程でもある。本特集では、博報堂プロダクツ REMBRANDT、フォートンのレタッチャーがビジュアルの企画から参加し、フォトグラファーと共に「ビューティ」「ポートレイト」「スチルライフ」「シズル」の4テーマで作品を制作。撮影から仕上げまでの過程を詳しく紹介する。さらに後半では、フォトグラファーがレタッチを行なうために必要な基本的な考え方とテクニックを、VONS Picturesが実例を通して全18Pで丁寧に解説。レタッチの魅力と可能性を多角的に掘り下げる。
PART1
Beauty 石川清以子 × 亀井麻衣
Portrait 佐藤 翔 × 栗下直樹
Still Life 島村朋子 × 岡田美由紀
Sizzle 辻 徹也 × 羅 浚偉
PART2
フォトグラファーのための人物&プロダクトレタッチ完全実践
講師・解説:VONS Pictures (ヴォンズ・ピクチャーズ)
基礎1 フォトグラファーが知っておくべきレタッチの基本思想
基礎2 レタッチを始める前に必ず押さえておきたいポイント
人物レタッチ実践/プロダクトレタッチ実践
ほか