写真新人賞「夜明け前」|New Photography Award 第2回 開催決定!

写真新人賞「夜明け前」第2回の開催が決定した。

2025年8月より応募開始、12月にグランプリを決定。受賞者は賞金300万円のほか、多方面にわたり今後の活動支援を受けられるものとなっている。

夜明け前|New Photography Award は、ベンチャーキャピタルANRIが2024年にスタートした写真アワードだ。
写真の未来を切り拓く作品を募集し、年に一度の開催で1人のグランプリ受賞者を決定する。

年齢その他の属性や、作品ジャンルなどによる応募制限はなく、「新しい写真を生み出したい」と願うすべての人を、「夜明け前」は歓迎する。

受賞者へは、創作活動支援金として賞金300万円のほか、 個展開催と写真集出版の権利付与と費用ご提供、作家活動に関する相談など、写真表現者として大きく羽ばたくために必要な支援がされる。

写真表現の圧倒的な未来を、ともに創ることを目指す。

応募資格

制限はなく、新しい表現を志す、すべての人を歓迎する

応募規定

作品およびその制作過程が、なんらかの法に触れていないこと、他者の権利を侵害していないことを条件とする。
応募作品の所有権、著作権は応募者本人に帰属する。
応募形式はオンラインのみ。
一次審査、候補者数名によるプレゼンテーションの二次審査を経て、グランプリ1名を決定する。

応募作品

テーマ、素材、手法、形態、サイズ、分量は自由。 
写真作品を募集しますが、写真の定義は応募者の考えに基づくもの。

選出後の機会

グランプリに選出された1名には下記が提示される。

  • 創作活動支援金として300万円の授与
  • 受賞1年後をめどに個展開催の権利と個展制作に対するフォローアップ
  • 写真集制作の権利と写真集制作に対するフォローアップ
  • スタッフ、審査員と創作活動上の相談をおこなう定期ミーティング

審査員

小林エリカ (作家・マンガ家)

作家・マンガ家。著書に『女の子たち風船爆弾をつくる』『トリニティ、トリニティ、トリニティ』『マダム・キュリーと朝食を』『光の子ども』(1~3)ほか。アーティストとして個展、グループ展参加も多数。

佐俣アンリ (ANRI代表)

ANRI代表パートナー。2012年、27歳でベンチャーキャピタル「ANRI」を設立。インターネットやディープテック領域をはじめ、多数の投資を実施し続ける。

鈴木理策 (写真家)

写真家。2000年『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。写真集に『KUMANO』『知覚の感光板』『冬と春』など、個展に「意識の流れ」「水鏡」ほか多数。

姫野希美 (赤々舎代表)

出版社・赤々舎代表。2006年赤々舎を立ち上げ、志賀理江子『CANARY』、浅田政志『浅田家』、藤岡亜弥『川はゆく』、石川竜一『絶景のポリフォニー』など、写真集や美術書を中心に刊行多数。

ANRIはシード期のスタートアップに特化して投資をおこなう独立系のベンチャーキャピタル。
「未来を創ろう、倒的な未来を」をビジョンに掲げ、起業家の事業実現を手厚く支援しています。

このたび支援の対象を、写真というメディアを使って新しい表現を目指す人へも拡大したく、写真新人賞を立ち上げました。

いまはまだ暗がりにいる表現者と賞を通して出会い、闇夜に差す曙光をともに見出すことができたら。そんな思いを「夜明け前」という賞の名前に込めています。

審査方法

本年度の審査員4名が、すべての応募作品に目を通したうえで、候補者を選出。
候補者によるプレゼンテーション審査を経て、審査員合議のうえグランプリ1名を選出する。
審査の過程で審査員が、応募作品についてより深く知りたいと考えた場合、追加質問や面談の申し出の可能性がある。

作品募集 
2025年8月30日(土)~9月30日(火)
オンラインで応募作品を提出

一次審査
11月中に通過連絡
応募者に対して、審査員から追加の質問、面談の希望の可能性あり

二次審査
12月16日(火)
候補者によるプレゼンテーションと質疑応答

二次審査後、同日中にグランプリ発表 

2026年12月
グランプリ受賞者による個展開催、写真集刊行
*今後、年に1回の開催を予定

応募方法

応募フォームより、必要事項を記入・添付し、応募。
第2回「夜明け前」の募集期間は2025年8月30日(土)〜9月30日(火)。
 

コマーシャル・フォト 2025年7月号

【特集】レタッチ表現の探求

写真を美しく仕上げるために欠かせない「レタッチ」。それはビジュアルを整えるだけでなく、一発撮りでは表現しきれないクリエイティブな可能性を引き出す工程でもある。本特集では、博報堂プロダクツ REMBRANDT、フォートンのレタッチャーがビジュアルの企画から参加し、フォトグラファーと共に「ビューティ」「ポートレイト」「スチルライフ」「シズル」の4テーマで作品を制作。撮影から仕上げまでの過程を詳しく紹介する。さらに後半では、フォトグラファーがレタッチを行なうために必要な基本的な考え方とテクニックを、VONS Picturesが実例を通して全18Pで丁寧に解説。レタッチの魅力と可能性を多角的に掘り下げる。

PART1
Beauty  石川清以子 × 亀井麻衣
Portrait  佐藤 翔 × 栗下直樹
Still Life  島村朋子 × 岡田美由紀
Sizzle  辻 徹也 × 羅 浚偉

PART2
フォトグラファーのための人物&プロダクトレタッチ完全実践
講師・解説:VONS Pictures (ヴォンズ・ピクチャーズ)

基礎1 フォトグラファーが知っておくべきレタッチの基本思想
基礎2 レタッチを始める前に必ず押さえておきたいポイント
人物レタッチ実践/プロダクトレタッチ実践

ほか