2010年03月16日
キヤノンは、EOS 5D Mark II のファームウェア Version 2.0.3を3月16日公開した。このファームウェアは主に動画撮影機能を拡張するもので、以下の点が改善される。
改善内容
1. 以下のフレームレートを追加・変更
NTSC:
1920×1080 30fps <29.97fpsに変更>
1920×1080 24fps <23.976fpsを追加>
640×480 30fps <29.97fpsに変更>
PAL:
1920×1080 25fps <25.0fpsを追加>
1920×1080 24fps <23.976fpsを追加>
640×480 25fps <25.0fpsを追加>
2. 録音レベル手動調整機能を追加(64段階)
3. 動画マニュアル露出撮影時にヒストグラム表示(輝度またはRGB)を追加
4. 動画撮影の露出モードにシャッター速度優先AE(Tv)モード、絞り優先AE(Av)モードを追加
5. 音声のサンプリング周波数を変更(44.1KHz→48KHz)
6. センサークリーニングの 「手作業でクリーニング」 を行った後にレンズとの通信が正常に行えないことがある現象の修正(この現象はファームウェア Version 1.2.4 でのみ発生)。
ファームウェア Version 2.0.3での背面液晶画面。左から動画記録サイズの設定画面、マニュアル露出撮影時のヒストグラム表示、録音の設定画面
注意点
旧ファームウェア(Version 1.1.0 〜 1.2.4)のカメラで撮影した動画は、新ファームウェア(Version 2.0.3)にアップデートしたカメラで問題なく再生することができる。なお、逆に新ファームウェアにアップデートしたカメラで撮影した動画を、旧ファームウェアのカメラで再生すると、「再生できない画像です」と表示され、再生することができない。
新ファームウェアで撮影した動画は最新のアプリケーション *1) での使用を推奨。古いバージョンのものでは動画編集機能や追加・修正したフレームレートに対応していないものがある。最新のアプリケーションは、キヤノンホームページからダウンロードすることができる。
*1) ZoomBrowser EX Version 6.5.0 以上(対象OS:Windows XP/Vista/7)
ImageBrowser Version 6.5.0 以上(対象OS:Mac OS X v10.4/10.5/10.6)
動画機能向上に合わせ、使用説明書も改訂を行っている。新しい使用説明書は、ファームウェアダウンロードページであわせてダウンロードできる。
ダウンロードページ
http://web.canon.jp/imaging/eosd/firm-j/eos5dmk2/firmware.html
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