2007年12月10日
ColorEdgeシリーズに付属しているキャリブレーションソフト「ColorNavigator」が、Ver5.0へとバージョンアップした。
インターフェースが一新されたColorNavigator 5.0の画面
これまで同ソフトには、多機能バージョンのColorNavigatorと簡易バージョンのColorNavigator CEの2つがあったが、Ver5.0から両者は統合され、全てのColorEdgeで同じソフトを使えるようになる。これによりColorNavigator CEでは対応していなかった手動調整機能(一部制限あり)、履歴管理機能、エミュレーション機能、再キャリブレーション警告などの機能が、CG241W、CE240W、CE210Wでも使えるようになる。
またVer5.0より、モニターの状態を確認できるバリデーション機能が追加となった。この機能はキャリブレーションを行なったモニターにてカラーパッチを測定し、プロファイルと実測値との差をデルタEで表すことで、モニターが使用用途のレベルを満足しているかどうかを確認できる。さらにVer5.0ではインターフェースが大幅に改善。スタート画面に目標リストが表示されるようになり、この中から「写真デザイン用一般設定」「印刷用一般設定」などの調整目標を選択し、キャリブレーションを行なうというフローになる。任意の調整目標を追加することも可能。
そのほかのアップデート内容は、Intel Mac ネイティブ対応、広色域モニター対応(フィルター方式のセンサーでも広色域モニターのキャリブレーションが可能に)、プロファイル保存場所変更機能の追加、RGB個別のガンマ設定が可能、測定値の補正設定の追加、プロファイルカスタマイズ機能の追加など。
対応OSはWindows XP,XP(x64),Vista(x86),Vista(x64)。Mac OS X 10.3.9〜10.4。Ver5.0よりWindows 2000、Mac OS 9.2.2、Mac OS X 10.2〜10.3.8は非対応になっている。またMac OS X 10.5 Leopardは2月頃の対応予定。
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