Blackmagic Special Interview
Blackmagic URSA 4.6K G2 Special Interview|Johann Albarracin Hortta(映像ディレクター)/三浦 徹(カラリスト)
2022年04月19日
BLEND プロモーションムービー
Interview
Johann Albarracin Hortta/映像ディレクター
三浦 徹/カラリスト
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Dir=Johann Albarracin Hortta TC=三浦 徹 P=金子聡司・山下智博 DIT=由利幸一 Assistant P=坂本和久・唐 健程
機動力と高解像度を両立したカメラ
─映像を作る際に意識したことを教えてください。
Johann 気分が落ち込んだ時、爪の色やデザインを変えることで嬉しいと感じたり元気になる。ネイルアートはそんな関わった人を喜ばせるアートだと考えました。そこで映像でも光の表現にこだわった神秘的なストーリーを意識しました。
未知の場所から来た一人の女性に見つけられた少女の夢。彼女たちはどこかでお互いを補い合う関係です。少女は女性に見つけてもらえる様に鏡の反射を使ってサインを送ります。
─今回、BカメラでBlackmagic URSA 4.6K G2(以下URSA)を選んだ理由を教えてください。
Johann 都会の風景の中で、どうにかして自然とのつながりを見せたかったので、太陽光だけで撮ろうと考えました。ただ冬の日の撮影は計画通りには進みません。そんな時に撮影監督からURSAの提案がありました。URSAを使うことによって狭いアングルのカットなど、幅広いイメージを確保できたと思っています。
三浦 代々木のビルの屋上で日の出、日の入り、逆光など、様々なシチュエーションで撮影しています。URSAは手ごろな価格で高解像度な映像が収録できるカメラです。コンパクトかつ軽量なので、ほぼ手持ちで撮影しています。
─アナモフィックレンズを使っているのですね。
三浦 アトラスレンズ(Atlas Lens Orion)を6本(32・40・50・65・80・100mm)使い分けています。
Johann ユニークなフレアを作れるので光の表現の可能性を探りました。
─URSAを使ってみて感じたことを教えてください。
三浦 第5世代のBlackmagicカラーサイエンスが素晴らしいです。複雑なBlackmagic RAWイメージ処理に対応していて、光の表現やスキントーンも美しく、使いやすい。色の再現力があるので、見たままのネイルの色を表現してくれる。カラーグレーディングの工程が何段階か省略できました。
Johann 狙い以上の美しい映像に仕上がりました。ALLIで使っているLUTがそのまま再現できるので、マルチカメラでのマッチングに苦労しませんでした。
多くの人にこの映像を見てもらい、感じて欲しい。そして想像力を膨らませて自分自身のストーリーを作ってもらいたいと思っています。
※この記事はコマーシャル・フォト2022年3月号から転載しています。