特集
ブツ撮り演出 超絶テクニック

今号では、ブツ撮りにおける様々な演出テクニックを特集します。
商品の魅力を伝える化粧品撮影のライティング解説、人が興味を惹かれるようなビジュアルを作り出すエフェクトアイデア紹介、8人のフォトグラファーが自由な表現で挑んだ撮り下ろし企画など、被写体の魅力をより引き出すアイデアが満載の特集になっています！

PART 1　化粧品プロダクトライティング

PART 1では、5人のフォトグラファーに広告・雑誌での化粧品撮影のライティング解説をしていただきました。1枚の写真で商品コンセプトや特徴を伝え、商品をより魅力的に見せる化粧品プロダクトカット。そこには、ライティングや演出など、ブツ撮りに欠かせない技術が詰まっています。

掲載フォトグラファー
吉田明広／新倉哲也／国府 泰／藤本憲一郎／佐分利尚規

PART 2　ブツ撮りエフェクトアイデア

PART 2では、被写体の魅力を演出するための“エフェクトアイデア”を7つ紹介！
被写体の特徴とディテールを捉えるのはもちろんのこと、人が「見たい」「興味深い」と思うようなビジュアルを生み出すテクニックを撮り下ろし作品と合わせて解説します。今回から新連載も始まる南雲暁彦さんによる記事です。

撮影・解説
南雲暁彦

PART 3　撮り下ろし企画「卵」を撮る

PART 3は、「卵」を被写体にした撮り下ろし企画。被写体を限定しているとはいっても、その撮影テーマ・アイデア・技法によって、写真表現は無限に広がります。
8人のフォトグラファーにそれぞれの自由な表現で「卵」を撮り下ろしてもらいました。ライティングや撮影アイデアについても解説しています！

掲載フォトグラファー
KENJI TOMA／蓑田圭介／渡邉 肇／金子親一／伊藤之一／Hiro／アラハマ カズ／土井浩一郎

FEATURE 01
RYUJI「snap make」

ヘアメイクアップアーティスト RYUJIさんの新たな作品「snap make」。街で捉えたスナップと、それをインスピレーションソースにして考えられたアイメイクで構成された作品です。

数多くの作品展を開催されてきたRYUJIさんですが、スナップからメイク写真の撮影、構成まで全てお一人で手掛けたという、これまでにない形で制作された作品です。「snap make」だけでなく、作品作りそのものに対する想いについてもお話を伺っています。

FEATURE 02
CHITO×岡本美穂×宇和島英恵
「ふとった女、Q」

フォトグラファー CHITOさん、フローリスト 岡本美穂さん、スタイリスト 宇和島英恵さんによる「ふとった女、Ｑ」。人物を入れず、独自の視点で女性像を表現したという作品です。本誌では制作のきっかけから、キーとなる「Q」に込めた想いについてお話を伺いました。

また、この作品の写真展を2ヵ所で開催。9月10日から10月末まで神宮前2丁目商店街の外壁に展示される他、9月25日～10月10日までギャラリー「ニュースペース パ」での写真展が開催されます。外壁での大判プリントと、ギャラリーでのプリント展示、会場によって感じ方に変化があると思いますので、ぜひ両会場に足を運んでいただきたいです。

広告特集
吉田多麻希×TOYOTA GR YARIS
「BORN FROM WRC GR YARIS」

オーストラリアの荒涼とした大地を駆けるTOYOTA GR YARISの広告を特集。猛々しさを内に秘めたクルマをフォトグラファー・吉田多麻希さんが撮影した作品は、2021年のNY ADC賞でGOLDを受賞しました。
新車告知に留まらない大迫力の広告写真はどう撮られたのか。制作に携わったクリエイターに話を聞きました。

コマーシャル・フォト2021年10月号／9月15日発売

今回の表紙は、「雪肌精 クリアウェルネス」の海外用キービジュアルでの1枚。撮影した佐分利尚規さんは「艷やかな透明感とみずみずしさ」をテーマに、商品ボトルとその後ろにある“潤いの結晶”としての雫が、広大な水の中から湧き上がるようなイメージ で撮影したそう。特集内では、表紙カットのライティングについての解説も掲載しています。