CP+ CAMERA&PHOTO IMAGING SHOW2024が開催!最新現地リポートPart.3(シグマ、ソニー、玄光社編)

 カメラとイメージングの総合展示会「CP+」が、今年も2月22日から横浜の「パシフィコ横浜」にて開催となった。
コロナ禍での開催中止が続き昨年、再開となったこのイベントだが今年はインバウンドの影響も強く見られ、会場はとても賑やかだった。

ここ数年は国内イベントであるこのCP+に合わせた新製品発表も少なくなり、この会場で初お目見えの製品も珍しくなったがイメージング業界の貴重なお祭りとして楽しめるイベントだった。
(写真・文◎吉村 永)

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●シグマ

発表されたばかりのフルサイズミラーレス用レンズ2本を展示。対角魚眼レンズでありながら驚異的な明るさを実現した「15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art」とこれまでにない小型軽量を実現した防塵防滴仕様の超望遠レンズ「500mm F5.6 DG DN OS | Sports」を展示。どちらも3/14発売予定だ。

シグマ/ライカ/パナソニックの3社から始まった「Lマウントアライアンス」だが、加入社が増え続け、今では8社もの強力なグループでの展開となっている。

社員がいつでも自由に手に取れる写真関係書籍ライブラリーがシグマ本社にはあるのだが、これをCP+会場に再現。写真文化を大切にしながら製品を企画、設計、製造する同社の“核”ともいえる文化に触れることができる。

シンプルで無駄な装飾を廃した白と黒のブースを展開するSIGMA。同社の最近の製品デザインとの共通性、一貫性が強く感じられる。

●ソニー

スポーツの撮影体験コーナーではBMXやフェンシング、ブレイキンなどの実演が行われ、動きの速さに追いつくAFや連写の快適さを実写して試せる。

世界初のグローバルシャッター方式フルサイズイメージセンサー搭載ミラーレス一眼の「α9 III」と、世界最軽量約1,470gを誇る「FE 300mm F2.8 GM OSS」。スポーツ撮影の世界を変えてしまいそうな名コンビだ。

CP+開催前夜に発表されたばかりの「FE 24-50mm F2.8 G」。明るさを犠牲にすることなく、取り回しの良い小型サイズ、約440gの軽量を実現した設計で、毎日持ち歩ける高画質標準ズームという新しい価値を提案している。

先進的な機能とセンサー性能の高さでミラーレス随一のシステム展開を誇るソニーのブース。写真と動画、どちらもこなすハイブリッドクリエイターからの注目を浴びていた。

●玄光社

玄光社ブースでは会場限定で書籍の割引を実施中!写真の技法書や著者サイン入り本もとり揃えているので、ぜひ立ち寄ってほしい。

ちなみに営業部がプッシュするのは「伝わる!動画テロップのつくり方」と2月15日に発売した「コマーシャル・フォト4月号 (特集)料理写真徹底研究  もっと! おいしい瞬間」​。

会期中、著者がブースに立ち寄ることがあるので、サイン本を購入できるチャンスもある。

CP+(シーピープラス)2024

会場イベント:2024年2月22日(木)~ 25(日)
開場時間・10:00~18:00最終日のみ17:00まで
会場イベント:パシフィコ横浜

コマーシャル・フォト2024年8月号

【特集】視点を変える。記憶に残す。「ブツ撮り2.0」
「ブツ撮り」には2種類ある。ひとつは誰がどう見てもその被写体だとわかるもの。被写体に正面― あるいはその被写体がもっとも美しいとされる位置―から捉え、被写体の質感や色を正しく写す撮影。そしてもうひとつは、視点を変えて、被写体に新しい価値を見出すもの。今回は後者の「ブツ撮り」を特集。見慣れた物の見方を変えて、静物に新しい命を吹き込む6名のフォトグラファーのアイデアの源泉を探るため、誰もが1日に一度は目にする「ティッシュ」という同一テーマを撮り下ろしてもらい、被写体との向き合い方、こと〞ブツ撮り〝への考え方について聞いた。
泊 昭雄/Kaz Arahama/水野谷維城/瀧本幹也/望月 孝/李 有珍

【FEATURE 】 須藤絢乃「Fragment」/岡 祐介「ジンシャリ(JinShari)」」/HIRO KIMURA Yohji Yamamoto POUR HOMME × ISAMU KATAYAMA BACKLASH「HEROES」

【別冊付録】 スタジオデータブック 2024
各スタジオの諸設備、サービスの内容がひと目でわかるアイコン表記や一覧表で、 検索しやすい構成となっている。 スタジオルポ、新規にオープンしたスタジオ、リニューアルしたスタジオの情報など最新情報も網羅した、スタジオ探しをサポートする必携の1冊。

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