「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」が郡山市立美術館にて開催決定!

©Itaru Hirama

タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」のキャンペーンポスターをはじめ、多彩なアーティストを撮った「音楽が聴こえてくるような躍動感のあるポートレート」によって、それまでにない新しい写真のスタイルを打ち出してきた写真家・平間至氏。

昨年、東京・ヒカリエホールにて開催され大好評だった「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」が郡山市立美術館にて開催されることが決定した。

宮城県塩竈市の写真館に生まれ、音楽に強い影響を受けて育った平間氏は「写真と音楽」
を普遍的なテーマとし、30 年以上にわたって第一線でカルチャーシーンを牽引している。

そうした中、故郷に甚大な被害をもたらした2011 年の東日本大震災は、平間氏にとって大きな転機となった。
平間は「写真が魂の居場所となるのではないか」という深い想いとともに、2015 年、自分の原点として再認識した写真館を東京に開いた。
以来、写真館という場において、人びとや家族それぞれの「今この瞬間」を歓待し、大切な記憶を紡ぐ写真を撮り続けている。

©Itaru Hirama
©Itaru Hirama

本展は、平間至氏の初期作品からアーティストを撮った選りすぐりのポートレート群、
ダンサー・田中泯氏や自らの心象風景を銀塩プリントで提示したシリーズ、平間写真館
TOKYO で撮影された作品群、幼い娘の日常写真と彼女の絵画で構成される〈ミーナ
の世界〉、愛猫ミーちゃんを撮影したシリーズなど約250 点で構成されている。さらに、
郡山市出身のクリエイティブ・ディレクター箭内道彦氏とのコラボレーションから生まれ
た写真も併せて紹介。

多様なフィールドを横断し、写真の可能性を問い続ける平間至氏の表現世界を見ることができる。

展覧会情報
平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-

会期:2024 年7月6日(土)~8月25 日(日)
休館日:毎週月曜 (7/15 、8/12 は開館7/16 、8 /13 は休館)
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30 まで)
会場:郡山市立美術館(福島県郡山市安原町字大谷地130-2)
入場料: 一般1,000 円(800 円)/高校・大学生 700 円(560 円)/中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料

コマーシャル・フォト 2025年7月号

【特集】レタッチ表現の探求

写真を美しく仕上げるために欠かせない「レタッチ」。それはビジュアルを整えるだけでなく、一発撮りでは表現しきれないクリエイティブな可能性を引き出す工程でもある。本特集では、博報堂プロダクツ REMBRANDT、フォートンのレタッチャーがビジュアルの企画から参加し、フォトグラファーと共に「ビューティ」「ポートレイト」「スチルライフ」「シズル」の4テーマで作品を制作。撮影から仕上げまでの過程を詳しく紹介する。さらに後半では、フォトグラファーがレタッチを行なうために必要な基本的な考え方とテクニックを、VONS Picturesが実例を通して全18Pで丁寧に解説。レタッチの魅力と可能性を多角的に掘り下げる。

PART1
Beauty  石川清以子 × 亀井麻衣
Portrait  佐藤 翔 × 栗下直樹
Still Life  島村朋子 × 岡田美由紀
Sizzle  辻 徹也 × 羅 浚偉

PART2
フォトグラファーのための人物&プロダクトレタッチ完全実践
講師・解説:VONS Pictures (ヴォンズ・ピクチャーズ)

基礎1 フォトグラファーが知っておくべきレタッチの基本思想
基礎2 レタッチを始める前に必ず押さえておきたいポイント
人物レタッチ実践/プロダクトレタッチ実践

ほか