レコード専門店「HMV record shop 渋谷」内に、2023年5月11日(木)にオープンしたギャラリースペース「Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)」にて写真家 中村照夫氏による展示”『NY Groove 24』Photo by Teruo Nakamura Exhibition”が開催される。
ジャズ・ベーシスト、プロデューサーとして活躍する中村照夫氏は、日本人ジャズメンとして前代未聞の全米チャートTOP10入りを果たすなど、まさにレジェントともいえる存在。今回は、中村氏のもう一つの顔である写真家としての魅力に迫る。本展では、中村氏が撮影し、数々のレコードジャケットを飾った、ニューヨークの情景を切り取った作品を展示。
作品から溢れるCOOLなグルーブを感じることができる。
プロフィール
中村照夫 なかむら・てるお
1942年3月1日 東京・神田に生まれる。日本大学芸術学部中退後、1964年5月に単身ニューヨークへ。
レジーワークマンに師事し、スティーブ・グロスマンやレニー・ホワイトをはじめ、若手ミュージシャンとの交流を経て、ロイ・ ヘインズのバンドでプロデビュー。
その後、スタンリー・ターレンティンのバンドにレギュラー参加するなどベーシストとしての腕を磨き、1973年に初リーダー・アルバム『ユニコーン』をリリース。
また、自己のバンド”ザ・ライジングサン”を結成し、アルバム制作やライブ活動を精力的に行い、全米ジャズ・チャートでトップ10入りし、1979年には日本人ジャズメンとして初めてカーネギー・ホールへの出演を果たす。”ザ・ライジングサン”のアルバムの中の曲「Steppin’ With Lord」 という曲は26万人にアクセスされ、現在も多くの人に聞かれている。その後もベーシストとしてだけではなく、他のアーティストの作品のプロデュースにも携わる。
2009年12月には、PONYCANYON RECORDをディストリビューターに、自身の『Cheetah』レーベルもスタート。
また、大規模コンサートのプロデューサーとしても活躍。14年以上にわたり、エイズ患者救済を目的としたコンサートを日米で開催した。
展覧会概要
『NY Groove 24』Photo by Teruo Nakamura Exhibition
開催期間:2024年7月18日(木)~2024年7月29日(月)
会場:Bankrobber LABO(バンクロバーラボ)
所在地: 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町36-2 HMV record shop 渋谷 2F
営業時間:11:00~21:00 ※HMV record shop 渋谷の営業時間に準ずる
入場料:無料
▶Bankrobber LABO 公式ページ:https://www.hmv.co.jp/news/article/230421155/
▶Bankrobber LABO 公式Instagramアカウント:@bankrobber_labo
コマーシャル・フォト 2024年10月号
■特集「令和の時代に、フィルムで写真を撮るということ。」
写真家・石田真澄がフィルムを使い、ハウススタジオやフェリー、海辺で自然体の齋藤飛鳥を11Pにわたって撮り下ろした。また、これまで石田が積み重ねてきた仕事の数々から一部を抜粋して紹介する。
また、中森 真、大野隼男、木村和平、竹中祥平、三部正博という5人のフォトグラファーがフィルムを使って撮影した仕事例、作品を紹介。フィルム撮影に関する考え、使用機材やよく利用する現像所などを伺った。
■連載「撮影を楽しむスペシャリストたち」
写真業界には数多くの撮影ジャンルがあり、それぞれの分野で活躍するスペシャリストたちがいる。この連載では、フォトグラファー中野敬久氏が毎回気になるスペシャリストにインタビューを行ない、その分野ならでは魅力や、撮影への向き合い方を聞くことで、“撮影を楽しむ”ためのヒントを探っていく。今回のゲストは新津保建秀氏。
■連載「GLAY CREATIVE COLLECTION 2024- VOL.03」
GLAY 30年間のクリエイティブを網羅した書籍「GLAY CREATIVE COLLECTION 1994-2024」が好評につき連載化!今回紹介するのは9月18日発売の「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 in BELLUNA DOME Blu-ray & DVD」のアートワーク。アートディレクターの吉野晋弥氏、フォトグラファーの岡田祐介・田辺佳子氏に取材した。