
タッセルホテル三条白川館内1階ラウンジにて2025年4月8日(火)~2025年5月10日(土)の間、KYOTOGRAPHIIE(京都国際写真祭)サテライトイベント KG+SPECIAL EXHIBITIONとして瀧本幹也 写真展 「LUMIÈRE / PRIÈRE」を開催する。
2冊同時出版となった写真集「LUMIÈRE / PRIÈRE」は、瀧本幹也氏のコロナ禍を契機に生まれた10年ぶりの新作となった。今展覧会は、タッセルホテル三条白川と他2会場の3つの異なる会場での新たなキュレーションによる空間構成での展覧会となっている。
会場それぞれの魅力や特徴に合わせた空間作りにも注目が集まる。また会場には作品だけでなく、既刊の写真集や関連グッズを手に取って見ることもできる。
◆ステートメント
2020年初頭、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大によって、人々は他者との接触を極端に減らし、自宅などの限られた空間に閉じこもることを余儀なくされました。写真とともに生きてきた瀧本幹也氏も、多くの関係者が関わる仕事が軒並みストップしてしまったことはもちろん、それまでの作品づくりのように世界各地に飛び、大がかりな撮影もできなくなりました。
そんなとき、偶然目にした野に咲く菜の花。季節が巡るたび繰り返し芽吹く小さな植物の命や記憶は、一体どのように繋がってきたのだろうか。その内部に息づく「小宇宙」を探求すべく、小型カメラひとつで野の草花を見つめたシリーズが「LUMIÈRE」 (フランス語で「光」)となりました。
一方、2020 年秋。京都で国際写真祭に参加した瀧本氏は「円融」 (仏語:すべての事物が完全に溶け合い、互いに妨げないこと)という言葉に出会います。人気がなくなり、静寂の中にたたずむ古都の寺社を訪れたとき、過去から現在、そして未来へと脈々と続いてゆく時の流れに自らも連なっていることを感じます。その連なりをとらえるべく、寺院を歩いて巡りながら撮影したシリーズが「PRIÈRE」 (フランス語で「祈り」)に結実しました。
惑星や宇宙、生命に魅了され、表現してきた写真家が、写真を撮る歓びを再認識して生み出した2つの新作。コロナ禍を経て、新たな展開を迎えた瀧本幹也氏の作品世界をぜひご覧ください。
展覧会情報
LUMIÈRE / PRIÈRE (KG+ SPECIAL EXHIBITION)
アーティスト:瀧本幹也|Mikiya Takimoto
会場: タッセルホテル三条白川 1階ラウンジスペース
開催期間:2025年4月8日(火)〜2025年5月10日(木)
開催時間:12:00 ~ 17:00
※ご宿泊者はお好きな時間にご覧いただけます。
入場料:無料

コマーシャル・フォト 2025年5月号
【特集①】
「ソニーα1 II×映画『SUNA』スチル&ムービーシューティング」
2025年5月公開を控える加藤シゲアキ監督映画「SUNA」。スチル・ムービーの撮影に使用されたソニーα1 IIの高画素、高感度耐性、AF性能を遺憾なく発揮した現場からレポート。(撮影:末長 真)
W主演を務める加藤シゲアキ・正門良規(A ぇ! group)がカバー&巻頭を飾る。
【特集②】
「フォトグラファーを目指す人のためのQ&A特集」
プロフォトグラファーがフォトグラファーを目指す人の素朴な疑問に答えます。撮影機材、仕事方法、ライフスタイルなどプロへの道を解説!
回答者:小暮和音/瀧本幹也/長山一樹/南雲暁彦/吉田明広/李 有珍
【連載】
長山一樹流 違いを生むコマーシャル・ポートレイト
「 ポートレイトisブラックアンドホワイト」
Create My Book -自分らしいポートフォリオブックを作る-
Vol.9 「風景写真」 金村美玖
ほか