撮影:蒲生ヒロマサ(UN)/解説:黒川隆広
演色性の向上、フルカラー対応ワイヤレスコントロールなどなど日進月歩のLEDライト。
今回は蒲生ヒロマサ氏(UN)の協力の下3月に発売されたAputure社の新型ライトリフレクタータイプのamaran 60x S、100x S、200x S、チューブタイプのamaran PT 1c、PT 2c、PT 4cを使い、スタジオでのスチル&ムービー撮影の検証を行なった。
Cut 01:スチル撮影
それぞれのライトの光を見る
Cut 02:スチル撮影
Cut 03:ムービー撮影
amaran 60x S、100x S、200x Sについて 解説:黒川隆広
AputureのLEDライト「Sシリーズ」は60Wの「60x S」、100Wの「100x S」、200Wの「200x S」の3機種。
最大の特徴は演色性の向上。SSI(スペクトル類似性指数)という評価値で太陽光を100として90近い数値となっている。
x Sシリーズはバイカラー仕様で2,700K〜6,500Kまでの色温度調整が可能だ。
標準装備の鏡面リフレクターでは光に芯が出るが、乳白アクリルでディフューズする小物のブツ撮影には、
むしろその方がグラデーションを作れるので良いだろう。
光の芯を嫌うなら、梨地リフレクターに変更すると解決される。
▶▶vol.2 に続く
蒲生ヒロマサ
1986年 (株)ハヤサキスタジオ入社。1989年(株)アーバンパブリシティ(現amana)入社。2001年 (株)アン設立。人物、商品、料理、飲料、それぞれの魅力に合わせたスタジオライティングを得意とする。
黒川隆広
amanaにて30年間、商品撮影を中心に活動。2016年退社後、アライアンス社員として連携。現在は大手ECサイトの商品撮影講座開催、写真の学校特別講師他、セミナー、イベントで写真の学びの場を提供。個別レッスンも開催。
株式会社 アン
今回、撮影協力をお願いした蒲生ヒロマサ氏が代表を務める「UN」(アン:UN.inc)は、
2001年4月設立。広告を中心とするビジュアル制作会社として培った技術と経験を活かし、
現在、プロデューサー3名、フォトグラファー8名、レタッチャー2名の体制。
「欲しくなる、触れたくなる、心に響く写真映像をめざす」をモットーに、
商品から人物まで静止画・動画の撮影を行なっている。
東京都港区芝大門2-11-4
URL www.un-photo.com
Mail contactsuru@un-photo.com
コマーシャル・フォト2023年5月号記事より