【Special interview】南雲暁彦が語る マンフロットMT190XPRO+MHXPRO-3WG XPROギア雲台の魅力

協力:ヴィデンダムメディアソリューションズ
interview:南雲暁彦

マンフロット三脚の魅力

僕が初めて本格的な三脚を購入したのは日芸の写真学科に入学した1989年、カメラ以外の機材の重要性を認識し始めた時のことなのだが、その時選んだ三脚が初代マンフロット055トライミナールだった。センターポールを短くでき、二段階のローアングルが可能、独特なレバーロック機構を持った055のギミックとイタリアンデザインに完全に惚れ141という雲台を付けて迷いなく購入したのを覚えている。レバーロック機構の調整さえしっかりと行なえばこんなに使いやすく、美しいプロダクトはない。その後190アルミニウム、190カーボン、テーブルトップ三脚、ビデオ雲台、ボールヘッドなど色々と購入、それらを今でもメンテナンスをしながら現役で使っている。

今回使用した190プロアルミニウム三脚 4段 (MT190XPRO4)と XPROギア雲台(MHXPRO-3WG)の組み合わせは物撮りの装備としては最もコンパクトで取り回ししやすく、それでいてその使用に耐えうるミニマムなセットだ。僕が非常勤講師を務めている多摩美術大学統合デザイン学科の撮影実習でもこのセットを採用しており、初めて三脚を使い、スタジオで物撮りを行なうにはこれがベストチョイスだと思っている。

マンフロットの三脚は常にいち早く先進的なギミックを搭載してきた。現行の190はワンタッチでセンターポールを90度水平に突き出せる機構を持ち、単体での俯瞰撮影を可能にしている。また雲台においては古くからスタジオでの繊細なフレーミングに欠かせないギア駆動式を採用したモデルを展開、これに関しては一日の長がありラインナップも豊富だ。

今回使用したMHXPRO-3WGはそのラインナップの末弟にあたるのだが、190との重量バランスが非常に良い。大学で僕が指導するごく繊細なフレーミングワークをしっかりと実践できるセットなのである。他にも大型セットに対応するための057カーボン三脚(MT057C4)とアクセサリーアーム、ジュニアギアヘッドなども導入しているし、スーパークランプといった業界標準装備はもちろん大学に用意してある。

上の作品はこの190+XPROギアヘッドの組み合わせにLeica SL2-S+シグマ105マクロという重量のあるセットを載せて撮影した。非常にシンプルなテーブルセットを狭い空間で撮影したのだがぐらつくこともなく、しっかりと繊細なスタジオワークに対応するし、軽量なのでカメラ位置を変えることがスムーズにできてアングル決めのフットワークが良い。自宅の部屋の中でも小物の撮影をすることが多いのだが、やはりこの組み合わせは便利だ。

また今回、現行製品である055プロカーボンファイバー三脚3段(MT055CXPRO3)と405ギア付きプロ雲台をお借りして使用してみた。405は、僕が所属するTOPPANのスタジオでも散々使ってきたが、スタジオカメラマンにとっては最高の雲台だと思う。これを最新型の055に装着してみると段差なくフィットして接続部分がすっきりとしている。これは大事なことでギアヘッドの可動領域を犠牲にせず縦位置まで完全に回し切ることができるということだ。055は2.1kgという軽さにしてかなりの強度で、僕が35年前に購入したトライミナールとは隔世の感がある。重量級のカメラを載せても繊細にコントロールでき、高い機動力を持つこのセットもプロ仕様としておすすめしたい。

BEHIND THE SCENE & EQUIPMENT

かなり重さのある愛機Leica SL2-Sをしっかりと支える190とXPROギアヘッド。必要にして充分だ。
復刻した銘品、adidas COUNTRY JAPANを撮影。ゴートレザーの質感やフォルムの美しさを表現する。
ミニマムなセットをミニマムな機材で撮影。フットワークの良さは撮影のテンポを左右する。
現行055三段とギア付きプロ雲台405の組み合わせ。堅牢にして軽量、使用頻度の高くなりそうなセット。
南雲氏が1989年から使い始めたマンフロット製品の一部。初代055トライミナールは未だ現役。

製品価格・スペックはWebサイトにて
manfrotto.com/jp-ja/

南雲暁彦(なぐも・あきひこ)

1970年 神奈川県出身 幼少期をブラジル・サンパウロで育つ。日本大学芸術学部写真学科卒業。TOPPAN クリエイティブ本部所属 チーフフォトグラファー。近著「IDEA of Photography -撮影アイデアの極意-」(玄光社)。多摩美術大学、長岡造形大学非常勤講師。知的財産管理技能士。


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