RF35mm F1.8 MACRO IS STM × shuntaro
キヤノン EOS Rシステムの中核として開発された「RFレンズシリーズ」。大口径マウント、ショートバックフォーカス、12点の電子接点などが特徴で、そのポテンシャルを活かす、ラインナップが続々と発売されている。そんな「RFレンズシリーズ」の中から、今回は「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」を使用して、シュルレアリスムの世界をイメージしたスチルライフ作品を撮影したshuntaro氏に、その魅力を語ってもらった。
Prop ST : Ruri Hosokawa(bird and insect ltd.)
INTERVIEW shuntaro
手持ちで新しいアングルを探れる広角マクロ
──複数の素材で構成するスチルライフの世界を撮影していただきました。
shuntaro 僕が好きなシュルレアリスム的な世界の中で「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」の魅力をどう活かすかを考えました。小さなセットの中で複数のプロップを配置しながらも、メインモチーフである卵をこのレンズで大きく捉えました。
──「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」はいかがでしたか?
shuntaro 35ミリのマクロで、手持ちでアングルを探っていく体験が面白かったですね。
1枚目は三脚に据えましたが、2、3枚目は良いアングルを探したくて手持ちで撮影しています。普段は中判デジタルなど重量のある機材を使うことが多いので、このコンパクトさは本当に驚きました。機材が重いとだんだん疲れてきてしまいますが、ボディ含めてこれほど軽量だとどんどんアングルを確かめてみようと思えます。普段の撮影でも良い絵を探りたい時は手持ちで構え直す機会も多いです。フットワーク軽く短時間で、アングルを探れるのは手持ち撮影ならではですし、新しい絵を探れる可能性を感じますね。
手持ちで撮ってみると、手ブレ補正効果は想像以上に効いて撮影をアシストしてくれます。シャッタースピード1/50秒でもしっかり止めてくれるし、とても優秀です。
──メインと他のプロップの対比がきれいに出ています。
shuntaro 絞りを開けてる時のボケがすごくきれいだし、素直ですよね。フワッとしながらも、結構芯があって立体感のあるボケ感だと思いました。この撮影では少しずつ絞っていき、どのあたりがきれいなのか僕なりに検証しながら撮影しました。結局メインカットは、F16に落ち着きましたが、個人的には特にF5.6より開けている時がきれいだなと思いました。
また、描写面ではプロップそれぞれの色味や質感の違いを繊細に写しとってくれました。EFレンズは赤が強くて派手な絵を作れるイメージがありましたが「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」はとてもナチュラルで好みですね。
──どんな仕事で使ってみたいですか?
shuntaro 広告でのフード撮影で活かしてみたいです。複数のプロップを配置しつつ、メイン商品にドンと迫力を持たせたい時は活躍してくれると思います。今回は改めてキヤノン製品のポテンシャルの高さを感じましたね。広告のプロがこぞって愛用する理由を実感できました。
shuntaro(シュンタロウ)
京都工芸繊維大学で建築・デザインを学び、広告系制作会社を経てフリーランスへ。bird and insect ltd.を立ち上げ、代表取締役を務める。クリエイティブを論a理的に行なうことを信条としながら、精緻なディテールの詰めや感性を活かすディレクションも大切にしている。
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
対応マウント:RFマウント
焦点距離:35mm 明るさ:f1.8
レンズ構成:19群11枚
寸法:約φ74.4×62.8mm
質量:約305g
詳細:cweb.canon.jp/eos/rf/lineup/rf35-f18/
キヤノンマーケティングジャパン(株)では、RF35mm F1.8 MACRO IS STMをはじめ、各RFレンズのキャッシュバックキャンペーンを2023年10月10日まで実施中。 cweb.canon.jp/eos/campaign/rf-summer2023