Adobe Creative Cloudアップデート

主な新機能

• クラウドベースのフォトサービス「Lightroom CC」開始
• パフォーマンスや編集機能などを改善した「Photoshop Lightroom Classic CC」
• 「Photoshop CC」がHEIFフォーマットの画像ファイルに対応
• 「Photoshop CC」ブラシプリセットと管理を拡張
• 「Photoshop CC」選択とマスク機能を改善

モバイル、デスクトップ、Webのどこでもフル解像度の写真を編集できる「Lightroom CC」

アドビは、10月18日からラスベガスで「Adobe MAX」を開催、Creative Cloudの最新アップデートを発表した。クリエイティブな作業をより直感的かつ効率的にするアップデートが、すべてのアプリケーションを対象に行なわれる。さらに以下4つのアプリケーションは、バージョン1.0として新登場。UI/UXデザインのための「Adobe XD CC」と、2Dと3Dを合成してリアルな画像を作成する「 Adobe Dimension CC」、顔認識で2Dアニメーションを自動生成する「Character Animator CC」、また「Lightroom CC」は、クラウドベースのフォトサービスとして新たに提供される。

新たに登場した「Lightroom CC」

「Lightroom CC」は、場所を問わず写真の編集、整理、保管、共有を可能にする。フル解像度のRAW編集を直感的なインターフェースで行ない、変更はデスクトップ、モバイル、Webすべてのデバイスに同期される。それぞれの写真には「Adobe Sensei」の機械学習技術を活用して、被写体に応じた検索用のキーワードを自動的に適用するため、面倒なタグ付け作業がなくなり、ソーシャルメディアでの写真の共有も簡単に行なえる 。

名称が変更された「Photoshop Lightroom Classic CC」

これまでの「Photoshop Lightroom CC」は「Photoshop Lightroom Classic CC」という名称に変更

従来の「Photoshop Lightroom CC」は「Photoshop Lightroom Classic CC」と名称が変更になる。今回のメジャーアップデートにより、埋め込みプレビューのワークフローが改善されて大幅に高速化。大量の写真をスクロールして、画像のサブセットを選択できるようになる。部分選択ツールでのカラーと輝度のマスク機能などの新機能で、より正確な編集が可能になった。クラウドベースでどこでも利用できる「Lightroom CC」のワークフローに対し、「Lightroom Classic CC」はローカルストレージにあるファイルとフォルダーの管理に基づく、デスクトップを中心とした従来型のワークフローを提供する。

新しい「Lightroom CC」は3種類のプランで提供。「Lightroom CC」のサービスと「Photoshop」のレタッチ機能がオールインワンで使いたい人向けの「Creative Cloudフォトプラン」は、1TBストレージ付で月額税別1,980円（ストレージ容量20GBのプランは月額税別980円）。すでにCreative Cloudフォトプランを使用しているユーザーは、初年度のみ月額税別1,480円の特別価格で提供される。さらに「Lightroom CC」に1TBのストレージがついた「Lightroom CC プラン」が月額税別980円で提供される。

「Photoshop CC」の新機能

線の太さ・文字幅・イタリックの調整ができる「バリアブルフォント」

「Photoshop」は、ブラシパネルのグループ管理、スムージングオプションの追加などブラシ機能が向上。また、ポイントを打つだけで曲線が描けたり、パスの太さや色をカスタマイズできるなどパスツールでの機能も向上している。また、線の太さ・文字幅・イタリックの調整ができる「バリアブルフォント」が追加された。「バリアブルフォント」はIllustratorでも使用できる。

お問い合わせ先：アドビ

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