最先端の現場+α

Vol.5 梅澤 勉:MoVIを駆使して臨場感のあるムービー制作に挑戦するフォトグラファー

img_products_sony_a_05_02.jpg うめざわ・つとむ
1975年生まれ。D-CORD LIMITED所属。広告、雑誌、ポートレイトを中心にスチル、ムービーの両方で活躍。
www.d-cord.com/umezawa/umezawa.html

Interview 梅澤 勉(フォトグラファー)

一枚絵の美しさにこだわるフォトグラファーとしての特長を活かしながら、CMを中心にムービー制作にも積極的に関わっている梅澤勉さん。そんな彼が最近夢中になっているのがソニーα7S ⅡをMoVI(スタビライザー)に搭載して被写体を自由に狙っていく撮影スタイルだという。

ヴィレッジヴァンガード企画第一弾 ヴィレッジヴァンガードミュージック Yunomi feat.nicamoq「ゆのみっくにお茶して EP」

img_products_sony_a_05_01.jpg 制作=MAIHAN Dir=伊勢田世山 P=梅澤勉・島本幸作 L=前島祐樹 PM=笠原時生 衣装制作+スタイリング=さくらいかおり(Light and Lightness) 協力=ヴィレッジヴァンガード下北沢店

偶然が必然になるような画を狙っていきたい

──αでシステムを組むまでの流れを教えてください。

梅澤 以前からスタビライザーを使った手持ち撮影に興味がありましたが、ムービーに慣れていない人間にはかなり難しい。しかもシネマカメラでやろうとすると予算もかかるし、大掛かりなセッティングになります。ソニーαは小型でハイスペック。撮影時間が長くなると機動性に影響してくるので軽さというのは重要なポイントになります。αとMoVIの組み合わせは軽量で「これならできる」と確信しました。

──MV「ゆのみっくにお茶して EP」はヴィレッジヴァンガード下北沢店の店内で撮影しています。

梅澤 閉店後の暗い店内で撮る設定です。光の方向はグレーディングでは作れないので、ライティングはちゃんと作りました。αは高感度に強く、機能性もあるのでライブ感があって面白い映像が撮れました。今回撮影に6時間かかっています。MoVIのように撮っていて楽しい要素がなかったら辛かったでしょうね。動きやすさや画の作りやすさを考えると狭い路地や店内で撮るにはこれがベストかもしれないですね。

──S-Log 3で収録しているのですね。

梅澤 今まであまりLogで撮ったことがなかったんですけど、S-Log 3は広いダイナミックレンジで記録できるので後編集の自由度があがって助かりますね。色味についても普通に撮っても綺麗なんですけど、監督からピンクっぽくしたいという要望もあり、汚い色にならないよう、グレーディングで細かくいじりたいなと思いました。クリップオンのモニターCLM-V55にカメラ側のガンマ表示アシスト機能というのを使ってS-Logのローキーな映像をコントラストのある映像(ITU709ガンマ)に変換して写しながら撮影することで、フレーミングやフォーカスなどで迷わずに済みました。α7S IIを使えば高感度でもノイズはないし、色や輝度はグレーディングでいじれる。さらに機動性を活かしたセッティングもできるので、創造力を存分に発揮できます。

──実際このセッティングで感じたαの面白さを教えてください。

梅澤 MoVIに付けて狭いところを自由に動き回る。高感度でもノイズはないし、色はグレーディングでいじれる。やっていていろんなアイデアも思いつくので現場のモチベーションがあがります。6時間の撮影は苦痛だと思うんですけど、こういうセッティングがあることで想像力が刺激されるし、楽しめますね。

──スタビライザーで被写体を追いかける上で特にこだわったことはありますか。

梅澤 今回は企画コンテぐらいで細かくは決めず、監督とは狙いだけ共有して撮らせてもらっています。偶然撮れたような画が面白いと思っていたので、いろんなことを想定して用意はしています。逆光のフレアが入ってくるように移動したり、狭いところを走ってもらって商品にぶつかって揺れたりとか、そういう偶然に起きそうなことをシミュレーションしています。偶然を必然にしたいというか。静止画で切り出しても画になる映像にしたい。それがスチルフォトグラファーならではのこだわりじゃないかなと思います。

ソニーα7S Ⅱ+MoVI+ワイヤレスフォローフォーカスが梅澤仕様

img_products_sony_a_05_03.jpg 機材協力:TOYO RENTAL

「浅い画作りが好き。意識的にするためにMoVIを使い、かつ、第三者にフォーカスコントロールをゆだねて特徴的な撮影をする。 梅澤仕様と言えるのはワイヤレスで操作できるフォローフォーカスですね。被写界深度を1.4 とか浅くしてピントを調整していく。


リモコン式のフォローフォーカスをスタッフに託して、僕は現場の画作りに集中するというやり方が僕にとってはやりやすかったです。これによってカメラが自由に動き回われる。MoVIは変な癖もなく、滑らかに被写体を追いかけてくれます。ワンショットで被写体を追いかけながら長い距離を歩いたら面白い画になりますよね」(梅澤勉)。


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ワイヤレスフォローフォーカス(写真右)はタブレットでチューニングできる。また、MoVI自体も水平を保つ、チルトしない、追尾を早くしたり遅くしたりといった設定をワイヤレス側でできる。

img_products_sony_a_02_06.png ソニーα7S Ⅱ
4K記録に加え、動画時でも拡張でISO409600を誇るフルサイズ一眼。


※インタビューの続きはソニー スペシャルサイト「α Universe」で公開中。


協力:ソニーマーケティング(株)
ソニーα Universe http://www.sony.jp/ichigan/a-universe/

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反射神経に応えられる機動性 ディレクター「柘植泰人」

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