最先端の現場+α

Vol.6 池谷友秀:水の中の人物の陰影をα7SⅡで表現するフォトグラファー

img_products_sony_a_06_02.jpg いけや・ともひで
1974年生まれ。nomadica所属。スチル・ムービー両方で活躍。
tomohide-ikeya.com

Interview 池谷友秀(フォトグラファー)

広告、CDジャケット、雑誌、ムービーなど様々な分野で活躍しているフォトグラファーの池谷友秀さん。特にライフワークにしている水中撮影の分野では、ダイビング用の水槽にライティングを施した演出で独特の世界観を構築。今や作品のみならず、仕事にも展開している。そんな彼がムービー機材としてα7SⅡを選択。αならではの水中撮影の極意を聞いた。

日本コロムビア TRUSTRICK「I wish you were here.」

img_products_sony_a_06_01.jpg 制作=SEP  Pr=入江聡晃 Dir=松田剛 P=池谷友秀・渡辺研司 L=高橋雄一郎 PM=新保拓人

地上ではできない、水中ならではの構図や演出を極めたい

──TRUSTRICKのMVでは水の中に潜る神田沙也加さんが話題になりました。

池谷 ダイビングの練習用のプールで撮影しています。沙也加さんが「正直ちょっと死を意識しました」とコメントしてましたけど、恐怖という感情は大切で、その必死な感じが生命力を喚起させます。ただやはり水に慣れていない人が暗い水槽に潜るのは怖いことなので、がんばっても30秒ぐらいが限界です。ソニーα7SⅡは120pのハイスピード撮影ができるので、30秒の撮影時間でも4倍の時間(30p再生の場合)が確保できます。時間の流れをゆっくりさせることで優雅さが生まれたり、幻想的なイメージを創り出しています。

その時、僕はどうしているかというとボンベを背負うと泡だらけになってしまうので、素潜りで水深5mの水槽の2mぐらいの位置で待っています。

──ライティングはどうしていますか。

池谷 基本ライティングは上からですね。水中用のライトもあるんですけど、光量がそんなにないのと、上からの光の方が好みなんですよ。揺らぎのような動きが画に写りますから。

──地上でピアノを弾いているシーンはライティングで調整しているのですね。

池谷 アクリルで1.5mくらい水槽を作って吊るし、水の上から光を当てています。

──AFで撮っているのですか。

池谷 ワイド撮影の時はAFですね。水中だとマスク越しにファインダーを覗くことになるのでマニュアルフォーカスが難しいので。水中の撮影で同じになることは二度とないので、2カメで撮ることが多いです。ホワイトバランスは使うプールによっても変わるし、被写体の距離で青かぶりしたりと肌の色がバラバラになるので、カラーグレーディングに頼っています。ただ肌の色は少し青味がかっているぐらいでないと水の中にいるように見えない。α7SⅡはS-Logで収録して、あとで調整できるので助かりますね。

img_products_sony_a_06_03.jpg img_products_sony_a_06_04.jpg

──水の中の画作りは池谷さんが何本も水に潜った経験が活きているのですね。

池谷 水中で人が飛び込んできた時の色などは何度も目にしている光景を再現している感じですね。底が見えない深い水の色の感じとか、水の中から見た太陽の光や色など、自分が経験してきたものと、演出したものをミックスしています。

──水中撮影の時に池谷さんなりのコツとかノウハウなどはありますか。

池谷 僕はカメラを回転させて撮る画が好きなんですよね。上が上じゃなくてもいいんですよね。90度回転、180度回転しても面白いし、斜め45度もいい。カメラを回転させることで天地がわからなくなるのが面白くて、結構カメラを逆さまに構えたりもします。それとモデルが複数だと縦のフォーメーションができます。陸地で縦のフォーメーションを撮るのは難しいですが、それも水中ならではの演出だと思います。水中だと重力から解放されて、そのままスタビライザーとかジンバルに乗せているような感覚。これからもっともっと水中ならではの演出を極めていきたいですね

img_products_sony_a_02_06.png ソニーα7S Ⅱ
4K記録に加え、動画時でも拡張でISO409600を誇るフルサイズ一眼。


※インタビューの続きはソニー スペシャルサイト「α Universe」で公開中。


協力:ソニーマーケティング(株)
ソニーα Universe http://www.sony.jp/ichigan/a-universe/

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