2011年03月28日
映像をステキに編集しても、BGMが何もないと完璧とは言えない。本来であれば音楽も自分で用意できれば最高だが、実際に作曲するのはなかなかな難しい。そんな場合に便利なのはやはり音楽CDだ。今は多種多様な著作権フリーCDが存在するので、映像に合うものも探せるだろう。Macでは音楽CDから曲のデータを直接取り込めるので、ここでは取り込む際の注意点を説明していく。
CDから直接取り込めるが、CDを取り出すとリンクが外れてしまう
ドラッグ&ドロップだけでaiffファイルとして取り込まれる
CDなどから取り込む際一番多い失敗が直接取り込んでしまうことだ。一見問題なく使えているようにみえる。
音楽CDを取り出すとリンクが外れてしまう
しかしCDを取り出してしまうと、取り込んだファイルは接続が切れてしまう。こうなった場合再接続しなければならず、分かりづらく面倒だ。
一旦HDDにコピーしてから作業する
これを回避するために、使用したい音源がCDなどの外部メディアにある場合は、まずはHDD 内にコピーして、その上でFinal Cut Proに読み込む。必要な場合は前項を参照してサンプリングレートを変換しておく。
サンプリング周波数と量子化ビット数の話
オーディオデータの音質を表す単位として、一般的に使われるのがサンプリングレート「kHz」と量子化ビット数「bit」だ。「kHz」は1秒間をどれだけ細かく区切る(サンプリングする)か。「bit」はその区切った1サンプルの情報量を表す。基本的に、どちらも数字が大きいほうが高音質になる。
※この記事は「Final Cut Pro 実践講座」から抜粋しています。
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高田昌裕 Masahiro Takada
少年時代より映像制作に興味を持ち、21歳で渡米、映像制作全般を学ぶ。帰国後、デジタルハリウッド大学院に入学。当時の円で斎賀の助手を務めるフリーのマルチメディア制作者。