2017年08月01日
カシオ G-SHOCK BREAK FREE
東京の様々なシチュエーションをEOS C700で撮影した
夏の音楽フェスシーズンの到来に合わせ、若者をターゲットにした「フェスにはG-SHOCK」キャンペーンが展開。若者の思い通りにならない日常の風景を描く中で、彼らの悩み、焦燥感、渇望などをビジュアル・セリフ・音楽で代弁していくWebムービーを制作した。
主演には俳優やモデルとして活躍する成田凌を起用。そのほか流行に敏感な若者が驚くようなショップのカリスマ店員なども出演する。音楽にはヒップホップ・クルー“KANDYTOWN”のメンバー、YUONG JUJUのオリジナル曲を作った。柿本ケンサク監督がこのWebムービーの企画・演出を担当。上記の出演者・音楽のキャスティングに加え、「叫びたい」「踊りたい」「震えたい」「ブッ壊れろ!」のセリフ、そして撮影・編集まですべて関わった。
渋谷センター街、夜のガソリンスタンド、面接会場、ビルの屋上、森の中、そしてフェス会場など、明るさや色が目まぐるしく変わるシチュエーション。これを柿本監督が自らEOS C700 (ProRes422HQ/Canon Log2)で撮影している。
Interview 柿本ケンサク(映像作家)
OFFICE作所属。映像作家、写真家として映画、テレビCM、MVなど映像作品を中心に活動。今年の6月にはTaka Ishii Gallery New Yorkで写真展を開催。
www.kensakukakimoto.com
EOS C700は色や光が溢れている場所でも
クオリティの高い映像が撮れるカメラ
──柿本監督はこれまでにもEOS C300、EOS C500、そしてEOS C300 Mark IIとCINEMA EOSで様々な映像を残しています。今回、EOS C700を使った印象を教えてください。
柿本 この撮影ではEOS C700が1台。全カット、自分で撮影しました。まだまだすべての機能を使いこなせたとは言えないのですが、EOS C700はAFがさらに効いて高解像な映像が撮れるようになっているし、HS(ハイスピード)がクロップなしのフルHDで120P撮れるようになったので、今回も1シーン使っています。
──商品のターゲットに合わせて色も調整したそうですね。
柿本 このムービーは腕時計をしない10代後半から20代前半の若者をターゲットにしています。海外からの旅行者が東京のネオンやオリエンタルなトーンに惹かれるように、それが若者にも流行しています。そこで彼らの世代に届くような色を意識してカラーライティングやホワイトバランスからいじって、色を作りました。
──EOS C700で実際どのように撮影しているのですか。
柿本 今回はほとんどのシーンを手持ちで撮影しています。EOS C700は同じクラスのデジタルシネマカメラと比較しても圧倒的に軽くて小回りが効きます。このぐらいの重量感なら持っていても疲れません。屈んだ体制でずっと撮っていても大丈夫でした。
渋谷の町など、色や光が溢れている場所でクオリティの高い映像が撮りたいという時には最適なカメラだと思います。
──専用のコントローラーもあり、Wifiを使用してiPadで設定変更なども可能なので、VEやD.I.Tの方が外部からコントロールできます。
柿本 それなら路地とか狭いところで撮るようなシチュエーションでもベストな選択になりますし、ショートフィルムとかドキュメンタリー、MV、Web CMなど低予算でコンパクトな撮影がどんどん増えているので、EOS C700の活躍の場は多いと思います。
──今後のCINEMA EOSに期待することはありますか。
柿本 もともとCINEMA EOSの目指す方向性に共感しています。実際に使ってみてEOS C700もいいカメラだなと感じました。
またローリングシャッター歪みがないEOS C700 GS PLにもすごく興味がありますし、使ってみたいという撮影部のスタッフは多いと思います。ロックのライブ収録など、速くて動きの激しい被写体を狙う際には助かりますね。
協力:キヤノン(株)/キヤノンマーケティングジャパン(株)
CINEMA EOS SYSTEM ホームページ canon.jp/cinema-eos
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