2021年03月03日
プロフェッショナルライティングの基礎から実践までを解説した技法書「基礎から始める、プロのためのライティング アップデート」。この本から、「第5章 高速ストロボと水を使ったプロダクツイメージ」を5回にわたり掲載する。今回は、水の清涼感を表現する手法を解説。
ダイナミックなしぶきによる水辺の清涼感

被写体に水をかける撮影。ダイナミックなしぶきが夏の水辺の清涼感を演出。化粧品などのウォータープルーフ特性を伝えるイメージ写真でも使われる手法だ。上の作例では、深めの水槽の1/5ぐらいまで水を張り、被写体をアクリルキューブに載せて水面に配置する。カメラは水面が画角ギリギリで入るくらいのアングルにセット。カップやアクリル板、手を使い被写体に水をかける。
完成ライティング


色々な方法で水の形をつくる



基礎から始める、プロのためのライティング アップデート
2002年刊行以来、プロ入門向け撮影/ライティング技法書として広く親しまれてきたMOOKを、現在のデジタルカメラ、照明機材に合わせ大幅に「アップデート」。ストロボの基本的な使い方、各種リフレクターによる光質の違いといった基本から、切り抜き商品撮影、水を使った高速ストロボ撮影、ポートレイトのライティングパターンなどの応用までを解説する。
価格は2,800円+税