2021年04月22日
プロフェッショナルライティングの基礎から実践までを解説した技法書「基礎から始める、プロのためのライティング アップデート」。この本から、「第5章 高速ストロボと水を使ったプロダクツイメージ」を5回にわたり掲載する。最終回は、水の自然な形と被写体を絡めて撮影する方法を解説する。
水を塊でぶつけることで生じる面白い形
被写体を透明アクリルの棒にとめて空中にセット。そこに水をかける。口の広いカップなどを使い、勢いよく水を塊でぶつけることで面白い形が生じる。この撮影では水槽は使わず、下に水を受ける大きなボウルを置き、被写体周囲を透明のビニールで囲んでいる。
完成ライティング
図では省略しているが、被写体の周囲は透明ビニールで囲み、機材に水がかかることを防いでいる。
フロント(メインライト)、両サイド、バックライトの構成。上の作例ではバックライトにイエローのフィルターを使用。下の作例では同様のセットで、バックにブルーのフィルターをかけている。
水に色をつける
「準備編」で紹介したインクを使い、水自体に色をつけている。
基礎から始める、プロのためのライティング アップデート
2002年刊行以来、プロ入門向け撮影/ライティング技法書として広く親しまれてきたMOOKを、現在のデジタルカメラ、照明機材に合わせ大幅に「アップデート」。ストロボの基本的な使い方、各種リフレクターによる光質の違いといった基本から、切り抜き商品撮影、水を使った高速ストロボ撮影、ポートレイトのライティングパターンなどの応用までを解説する。
価格は2,800円+税