2018年02月13日
作家とギャラリーの良好な関係性を築く
JRと東京メトロ東西線の高田馬場駅の喧噪を抜けた、新目白通り沿いにあるのが「Alt_Medium」。大きな窓から、やわらかな光が降り注ぐギャラリーだ。
東京工芸大学の写真学科を卒業後、自身のギャラリーを持つことを夢見てギャラリー勤務をしていたというディレクターの白濱はるか氏。念願叶い、2016年10月に「Alt_Medium」をオープンした。
「大学時代、写真家や写真を通じて生きていこうとする人々と関わる中で、圧倒的に作品発表の場所が少ないと感じていました。お金を払えば作品が飾れる場所ではなく、作家とギャラリーがきちんとした関係性が築ける場所が必要だと思ったんです。作品制作や写真展の開催について、その他さまざまなことをサポートするようなギャラリーを自分が作りたい。そう思うようになりました」(白濱氏・談)。
展示は企画とレンタルの両方を行なっている。ギャラリーのモットーは、「自分たちで表現の優劣をつけない」。宗教や政治の宣伝目的、暴力的な内容などではない限り、断ることはないという。
「企画展でもレンタルの展示でも『ここでの展示を踏み台にしてください』と常に作家に伝えています。『作品を発表し続ける』ことが写真作家にとって何よりも大事だと思うからです」(同氏・談)。
写真を通じて人と出会う場所を作っていきたいという白濱氏。今後、ここから発表される写真作品に期待したい。
特長・利用方法
ギャラリーの特長:2016年10月にオープンした企画・レンタル併用の写真ギャラリー
展示作品のジャンル:写真を含む様々なアート作品
スペース:床面積=床面積=16m² 天井高=2m58cm
料金:レンタルの場合、1週間80,000円/2週間:150,000円(各種割引有)
会期:1週間~2週間(企画展の場合は作家と相談の上決定)
プリント販売:有(希望者のみ)
DM・リリース配信:有
客層:20代~4、50代まで幅広く
住所:新宿区下落合2-6-3 堀内会館102
最寄り駅:JR・西武新宿線・東京メトロ東西線高田馬場駅より徒歩7分
TEL:03-5996-8350
開廊時間:12:00~20:00
休廊日:各展覧会に準ずる
URL:altmedium.jp/
※この記事はコマーシャル・フォト2017年9月号から転載しています。